昨日は御来光の滝に行ったが、今日は高瀑である。どちらも石鎚の秘境の滝で、見に行った人を感動させること間違い無しの名瀑である。昨日は高知のひろっさん、JJJさん、京都の海道さんと一緒に御来光の滝に行ったが、今日の同行メンバーは海道さんのみ。はるばる京都から来ている海道さんは、もう既に日本の滝百選のうち99滝を制覇しており、残すは一つだけとなっているのだ。そんな海道さんをギャフンと言わせるにはありふれた滝に案内しても仕方が無い。高瀑しかないのだ。

昨日の御来光の滝はスカイラインの時間制限が有るために早朝5時半に出発したが、今日の高瀑は別に時間制限が有るわけではないので、普通の時間帯に出発。

7時半ごろ、海道さんをホテルに迎えに行き、いつものコンビニで弁当の買い出し。桜三里を越えて西条方面に向かう。桜三里の山肌には藤の花の紫色が綺麗だ。海道さんにあの藤の花は天麩羅にして食べられるんですよと教えてあげる。ただし藤の花には味は無い。ただ彩りが綺麗なので、山菜を採ってきて天麩羅にするときに、山の藤の花も一緒に天麩羅にすれば良いのだ。
(9年前の古いページだがここに紹介している。ホウチャクソウをコウチャクソウと紹介しているのがご愛嬌である)

河口で石鎚ロープウエーに向かう道路から分かれて高瀑に向かう。いきなり大きなワンコが道をふさいでお休み中。こちらをチラツと見て、そのままお休み継続である。オイオイ、どいてくれと思いながらじわじわと車を前進させると、しょうがないなーと言いながらのそっと立ち上がり、ゆっくりした動作で犬小屋に入った。このワンコはかなり年取ってるなーと海道さんと話す。

ここから諏訪神社入り口までは狭いながらも道路は舗装されている。そして諏訪神社前に到着。ここから先は未舗装の林道だ。しかも未舗装だけならまだしも、荒れまくりの悪路というのが分かっているのだ。私の車では走りたくないと今までホームページ上で宣言してきたが、今日は自分の車で走るしかない。行ける所まで行ってみよう。

林道の両側にはシャガの花が咲き乱れている。しかし、花を眺めながら運転する余裕は無いのだ。どこを通れば下をこすらないか、そればかり考えながらハンドルを握る。時々車体の下からガリッ、ゴツン、などの音が聞こえるたびに寿命が縮まる思いだ。

今度は路上に石が散乱して何故か鉄の太いワイヤーが地面から5cm程度の高さで道路を横断しているところにきた。私は何かイヤな予感がしたのだが、それを察知した海道さんが車から降りて前に行く。ゆっくり車を進めると、何故かタイヤが空転する。雪道でも泥道でもないのにタイヤが空転するの?ゴムの焼けた匂いが漂ってきた。これはヤバイ。いったんバックし、もう一度前に出ると今度は何事も無くそこを通過できた。海道さんが助手席に乗り込んでタイヤが焼けたねと言う。

海道さんに林道沿いにユキモチソウが咲いているはずと話しながら走っていたが、予想通りユキモチソウを発見。すぐ横に停車して窓からユキモチソウ観察。目の前(目の下)に咲いているのだ。

2年前にMTBで高瀑に来たときに、帰りは古い集落の跡を通過するショートカットコースを行ったが、そのショートカットコースの出口よりも奥に行かないと、車で来た意味が無いと話しながら進み、そのショートカットコース出口を過ぎると、右に曲がるヘアピンカーブがあり、高瀑林道で唯一の「高瀑」と書いた標識が有る。その標識を過ぎてすぐに路肩が広くなっていて、そこに1台のボロボロになった放置車両が有る。これ以上奥に進んでも車の方向転換できるだけの道幅が有るかどうか分からないので、ここに車を停めることにしよう。

GX100が無いので(-_-;)携帯でメモ写真を撮りながら行くことにする。ここはセレナが方向転換できるだけの広さの路肩が有る。ここには写していないが、すぐ左に廃車が1台。

9時26分
ユキモチソウが2つ並んで咲いている。周囲にはヒメエンゴサクも写っている。
9時40分 林道の崩落現場到着。歩きだしてまだ14分だ。意外と奥まで車で来ることが出来たんだな。
9時58分 トンネル
10時32分 林道の終点が見えてきた。歩きはじめて1時間ちょっと。覚悟していたよりは林道歩きの時間が短くて良かった。

正面の山の谷間には白い残雪が見える。Kissはまだザックの中で温存。

この終点の広場で座り込んで休憩。コンビニのおにぎりを食べる。ここから高瀑への登山道が始まる。


      続く




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