山頂で豪華ランチを食べたら下山だ。しかも今まで全く歩いたことの無い未体験ゾーンに突入するのである。Kissはザックに仕舞って出発準備。

私のGPSには1/20万の地図が入っている。そのため主要国道や高速道路の大体の位置が分かる。33の数字が見えるだろう。これが国道33号線を示している。そしてそこから手前に伸びてきている線が今朝歩いて来たトラックログを示している。地図も持たずに初めてのコースを行くけどGPSの画面を見ながら行けば遭難する事は無いだろう。
山頂から直接降りて行く。


デジカメ時計=11時20分
どんな道だろうと思っていたが、マイナーなコースにしては藪も無く下草も刈られていて歩きやすい。きっちりと赤テープも。
両側からスズタケが覆いかぶさってくるところも有ったが、距離は短い。すぐに通過。
どんどん降りていったら鞍部に出た。四方向への交差点となっている。正面に行けばまた登り。左右はそれぞれ下る方向だ。その左にこのお地蔵様が有った。ここが六部堂越かな?



デジカメ時計=11時48分
山頂から28分

ここでこの交差点を右に降りて行く。GPSで見れば一目瞭然。右に行けば朝来た道に近付く方向なのだ。

こんな枝打ちされて無い杉林の中を降りて行く。今日は天気が良いから明るいけど、天気が悪かったら結構暗い登山道になるのでは?
こんな標識発見。この道で間違い無いと安心する。
林道に出た


デジカメ時計=12時3分
林道に出て降りてきたところを振り返ったところ。分かりにくい標識と色あせた赤テープあり。自分が降りてきたと分かっているところを見ているからこの標識に気付くけど、何の予備知識も無くここに来た場合、これは本当に分かりにくいと思われる。
もう少し下がって写す。あの小さな谷が目印となるだろう。

さて、林道で分断された登山道はそのまま林道下に続いているはずと思って探すが見つからない。仕方が無い。しばらく林道を歩きながら探してみよう。GPSでは林道に出て右手に行けば朝のルートに合流出来る事は分かっている。しかし、その方向は林道は上り坂となっている。左に行けば下り坂。GPSに逆らって左の下り坂を選択する。

歩いて行く方向を写す。GPSとは逆方向になることは分かっているが、そのうち前方のどこかでまた手前に来るようなヘアピンカーブが有るに違いない。
のんびりと花など写しながら
林道は下り坂から平坦路になりさらに緩やかに上り坂となってきた。そしてこの左にカーブするヘアピンカーブの向こうがさらに上り坂となっているのを見てようやく私の選択が間違っていたと気付く。ここから引き返す。


デジカメ時計=12時21分

ここからは元来た道を引き返す。最初は下り坂となり平坦となり上りとなって最初に林道に出会った地点まで戻ってきた。ここを行き過ぎてひたすら上り坂を歩いて行く。

右手の林道は上り坂。左は狭くて急な下り坂。この左を行ってみる。
ンガ!!!
行き止まり(-_-;)

すごすごとバックする
広い林道に戻って歩いていたら見つけたゲンノショウコ
ここもまだ林道は上り坂。左の狭くて急な下り坂に下りてみる。
岩盤の上を水がチョロチョロ流れているのを横目に見ながら歩いて行く 
ンガ!!!
またしても行き止まり(-_-;) 

GPSを信じて素直に行けば良いのに2度ならず3度まで引き返すとはアホチャウ!と思う人も多いでしょう。でもそれは結果論です。水は低きに流れる。私の足もまた然り(-_-;) もしかしたらあのまま最短距離で降りられたのかも知れないし(-_-;)

3度も引き返したらさすがに妙な分岐路には入れない。GPSを信じて朝のルートに合流出来る方向に進む。

道が平らになって広い場所に伐採して搬出を待つ材木が置かれている。ということはこれを運ぶためのトラックがここを通ると言うことだ。この林道はそれだけの広さがある。
遠くから見ると何かのモニュメントに見えた。目の前に見ると捨てられた座椅子だった。
ようやく林道は下り坂になってきた。GPS画面も朝のルートに間もなく合流だと出ている。
あれっ、見覚えある標識。これで朝歩いたコースに戻ってきたことになる。朝はこの標識に導かれて登山道に入って行ったのだ。
この登山道とだけ書かれた同じ標識を何本も見かけた。普通、登山道に設置する標識は「皿ヶ嶺あっち」みたいな標識だと思う。私の独断と偏見を書かせてもらうと、この標識は林道を敷設した業者が登山道を分断した、あるいは登山道を消滅させた罪滅ぼしに設置したんじゃないだろうか?
いつしか登山道周囲はアキチョウジの一大群生地となる
人家付近まで歩いてくると風に乗って良い香り。金木犀だ。

最後に久万スキーランドのゲートを写そうと思ったらコンデジ電池切れ(-_-;) 最後のメモ写真のためにKissを出すほどでも無いので写真無し。GPSデータによれば車に戻ったのは13時42分。皿ヶ嶺山頂から2時間22分。でも途中の3度の引き返しを含んだ時間なので、実際は1時間30分程度か?

バス停横の自動販売機で冷たいジュースを買う。ググッと飲んだらあー生き返る。

今日は久万高原町から皿ヶ嶺へのコースを3箇所を一挙に紹介すると言う目的は達成したが、下山時にあちこち迷ってしまい最後のコースだけは役に立たなかったかな?イヤ、反面教師として参考になったかも(-_-;)

歩いてみての感想として、林道と登山道の交叉が多すぎるし、ずっと杉林の中を歩くことになる。林道歩きはイヤ、杉の中を歩くのはイヤと言う人にとっては今日のコースはよく無いかも。逆に言えば、だから風穴コースの方が人気が有るのかな?ただし畑野川コースは最短時間で竜神平または山頂に行けるので、時間が無いけど行きたいと言う人にはおすすめです。

東温アルプスを東の黒森峠から石墨山〜井内峠〜皿ヶ嶺と縦走してきて、十字峠から六部堂方面に下山する場合、2分で林道に出ることが出来る。数人で縦走して下山するポイントに車をデポする場合、事前に入念な下見をしてどこまで車で上がれるかをチェックしておけば長距離縦走で疲れきった最後の歩きが短くてすむかも知れない。


    この後北谷の彼岸花を見に行く  一人でお出かけに戻る  これまでの皿ヶ嶺山行記

赤色は9月5日に赤柴峠経由で皿ヶ嶺に行った時のルート

黄色は今日皿ヶ嶺山頂に行くまでのルート

青色は皿ヶ嶺山頂からの下山ルート
畑野川登山口はあそこ
1/25000地図とは違っている
うろうろ間違ったコースが3箇所


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