さあ、ここからは私にとっては初めてのコースとなる。非常に楽しみだ。
突然前の方からバック、バックと声が聞こえて先を行くメンバーが降りてくる。私は訳もわからずに方向を180度変えて降り始めたが、先ほどまでは最後尾だったということは今度は最前線ということになる。分かりにくい登山道の踏み跡を確認しながら降りるのだが、こういうこともあろうかと犬のように点々とマーキングしてきたのが役に立つ(-_-;)
林道に降り立った清家先生が皆を集めてこのルートからの高月山を断念したことを話す。何故断念したのかの説明は無かったが、先生のすぐ後を歩いていた人が藪がひどくて歩けないと言っていた。 清家先生は今後の行動について案が2つ、3つ有るが、どれを選択しますかと問う。 案1、みんなで滑床渓谷に下り、高月温泉で待っているバスを呼び寄せる。 案2、ここから林道を戻り、みんなで成川渓谷への登山道で下山し、そのままバスで帰る。 案3、さくら山行会のメンバーは滑床に下り、清家先生だけが成川渓谷に降りてバスを連れてくる。 清家先生もスーパーマンではないのだ。古来稀なりの年代を過ぎている。清家先生一人に無理をお願いすることは出来ない。それに目的地断念と知って急に疲れが出た人もいるだろうから、一番楽なみんなで滑床に下山する案1で行きましょうと清家先生にお願いする。 それでは、と言うことで滑床渓谷までひたすら林道を歩いて下山することにする。 後の方を歩きながら「いつも下見をする清家先生が下見をしなかったんだろうか?」という声もポロッと出る。もしかしたら途中に有った梅ガ成峠への標識を見落としてしまったが、引き返すのも面倒なので先生が昔歩いたことが有る登山道を思い出してそこに入ったんだろうか?謎だ。でも私はこのハプニングのおかげで滑床渓谷の滝めぐりが出来ると密かに喜んでいる。 この林道を降りて行くと再び動物のしゃれこうべ(頭蓋骨)を見ることになる。この気持ち悪いと感じさせるものが我々の行く手に有ったということは、これ以上行くなという警告だったのか!と言う人も居た。
この後はただ林道を歩くだけ。目的地断念で疲労感でムッツリ。なんてことはないメンバーなのだ。並んで歩ける林道なのでわいわいとおしゃべりしながら歩いて行く。その内容も他愛も無い話だと思うが、藪こぎで半泣きしながら歩くよりは楽しいに決まっている。
ここからは渓谷沿いを歩くので写しやすいポイントが見えるたびに写しながら歩く。 雪輪の滝の展望台にやってきた。私がここに到着したときには清家先生は皆を置き去りにして一人で早足で去っていった。残っていた人に事情を聞くと、山行会のメンバーは雪輪の滝など眺めながら渓谷沿いを歩いて帰れば良い。先生は電話の有る場所まで降りて高月温泉の駐車場で待っているバスの運転手に連絡を取るらしい。 と言うことで雪輪の滝など写しながらバスが迎えに来るはずの駐車場まで帰りましょう。 続く(滑床渓谷の写真てんこもりで)
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