今年に入ってエントツ山さんの掲示板に相次いで凍結した高瀑の写真が貼り付けられていた。それを見て、良いなー、行きたいなーと思いながら指をくわえて眺めていた。私は雪の無い季節なら一人でふらっと行くことも出来るが、この季節に一人で行くのが怖い根性無しなのである。しかし最近になって直近の週間天気予報を見ると週末は晴れ。しかも少し冷え込むと言っている。凍結した高瀑に行くとしたら今週末がラストチャンスだ。滝仲間のなかちゃんにどうですか、と誘いのメールを出したが日曜日は用事があると返事が返ってきた。仕方が無い。日曜日は近場の山で霧氷見物でもしようと思っていたが、土曜日に白猪の滝に散歩に行ったあと、アッシー君でエミフルの駐車場にいるときになかちゃんから電話がかかってきた。もしかして・・・と思って話を聞くと、やっぱり高瀑に行きたいと言う。これで決まった。yamtoさんも誘って見ると言う。集合時間と場所を8時に川内公民館にする。

そして日曜日の朝、いつもとは違うものを準備する。まずはアイゼン、そしてピッケル。さらに同行する二人のためにスキーのストック。なかちゃんは簡易アイゼンは持っていると言うので、yamtoさん用に簡易アイゼンを探すが見つからない。yamtoさんも簡易アイゼンぐらいは持っていることを期待してこれで準備完了。ピッケルとストック2本を持って公民館に歩いて行く。これは帰りは我が家の玄関まで送ってもらうための作戦である。

公民館で待っているとなかちゃんがやって来た。いそいそと乗り込む。なかちゃんは諏訪神社からはyamtoさんの車に乗り換えると言う。yamtoさんの車はオフロード4WDだからその方が安心だろう。天気は快晴。期待が膨らむ。

河口のこまちに朝の挨拶をして諏訪神社に向かう。途中1台の対向車とすれ違う。この時間に諏訪神社方面方面から走ってくる車って何?yamtoさんとの約束の時間前に諏訪神社に到着。yamtoさんは既に到着して荷物の整理中。他にも車が2台停まっている。我々も車から降りてyamtoさんに挨拶。yamtoさんによるとここに停まっている2台の車に乗ってきた人は他の車に乗り合わせて高瀑に向かったそうだ。今日が今シーズンの最後になると判断した人が大勢来ているのではないか?我々もyamtoさんの車に荷物を乗せかえる。

出発前にメモ写真



デジカメ時計=8時51分

yamtoさんの安全運転で高瀑に向かう。狭い道のあちこちに車が停まっていて一体何事?と思ったら軽トラの荷台に乗っているのは猟犬用の檻だ。高瀑に行く前に鉄砲で撃たれないように気をつけなくちゃ。諏訪神社から歩く場合はここから入るんですと大成集落の入口を解説する。そこを過ぎて例の唯一の高瀑の標識を見て間もなく道路の崩壊現場に到着。崩壊現場は復旧されていて車は通行可能になっている。しかし路面は悪い。私の車では走りたくない。雪が融けて暖かくなって一人でフラッと来るとしても、私は諏訪神社から歩くと宣言しておく。

日陰になる部分の路面には雪も見えてきてノーマルタイヤの普通車では通行困難の状況になってきた。

後部シートから道路の様子を

yamtoさんが車を出してくれて良かった。そして林道終点の高瀑休憩舎手前の崩落現場に来ると、「あっ、ここだ」と声を出したが、なんとか乗り越えた。そしてすぐに終点の広場到着・・・と思ったら広場が無い。復旧工事の残土置き場になっている。そのため駐車する場所を作るために一仕事する。先客の車は3台。つまり4台停めるのも苦労するほど広場は狭くなっている。

ここの広場で写した唯一の写真。時間チェック用として採用。


デジカメ時計=9時51分

準備が終われば私を先頭に歩きだす。まだ滑り止めは不要だ。なかちゃんは私が用意したスキーのストックを持って歩きだした。おう、持ってきて良かった。我々は滑り止めを着けなかったが先行者の足跡を見るとしっかりアイゼンを付けているようだ。歩き始めは右岸を行くがすぐに左岸に渡る。そして少し左岸を歩いたらまたすぐに右岸に渡る。

これは左岸から右岸に渡るところ
私にとっては結構難所だった梯子を上がるなかちゃん。下で見守るyamtoさん。何故難所だったかは帰りに書こう。
のぞきの滝を見下ろす


デジカメ時計=10時30分
日も射して明るい登山道

この写真の前だったか、後だったか男性が登山道に座り込んでいるところに出会った。暑いのでばててしまったみたいなことを言って居る。この後、本日最大の難所が待っていた。梯子がかかっているのだが、横木が一本無い。そのために梯子の横の崖の出っ張り部分に足を置くのだが、そこから上がるのが苦労した。雪が無ければどうってこと無いところだけど、雪で足元が危ないために難所になっているのだ。

その難所を通過して丸渕に到着。先客二人。よく見るとアレッ、見たことのある顔だ。私が時々遊びに行っている喫茶店のマスターではないか。思わず「お店を休んだらいかんじゃないの」と挨拶してしまった。先ほど暑くてばてていると言っていた男性と一緒に来ているそうで、その人をここで待っているとのこと。我々もここで小休止。

丸渕
デジカメ時計=10時44分
  丸渕を熱心に写すyamtoさん

小休止が終われば出発。相変わらずアイゼンなどの滑り止めは付けてない。丸渕の右側の斜面を行く。ここは雪が無ければ崩れそうな斜面だが、雪のおかげで足元がしっかりしている。丸渕の上あたりからは西の冠岳が綺麗に見える。雪が無いので真っ白じゃないのが残念。


天狗の子育て岩の下で数人のグループが休んでいる。その中の一人が私を見て挨拶してくれる。ンンン?と思ったら、この前石墨山の山頂で一緒になった人だった。もう下山中だと言う。え〜??一体何時から登り始めたの?

天狗の子育て岩の錆び付いた看板を写す。本当は当然洞穴を写すつもりだったのだが近付きすぎて写せなかった。


デジカメ時計=11時18分

天狗の子育て岩を過ぎれば高瀑は目の前だ。そして実際に目の前に姿を現した。おー、素晴らしい。まだ姿の見えない後続の二人に高瀑が見えたよーと声をかける。なかちゃん、yamtoさんも高瀑が見える場所に到着。この時期に来るのは初めての二人なので高瀑の姿に感動している。そして結局3人とも滑り止め無しで高瀑に来てしまった。

コンデジで一枚



デジカメ時計=11時26分
予定通りの時間に到着

デジカメをKissに持ち変えて同じような写真を写しまくろう。その前に3人とも滑り止め装着。滝の周囲をあちこち移動するからね。滑り止めをつけておいた方が良い。


    続く


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