4月29日に御来光の滝に行ってきたが、今日は高瀑。御来光の滝は石鎚の南側、高瀑は石鎚の北側にあり、両方とも秘境の滝である。

滝の掲示板の書き込みから先日の御来光の滝メンバーが集まってきたのは御来光のページで説明したが、今回の高瀑行きも掲示板が発端である。その経緯をここに再現したら、また前置きが長くなるので参加メンバーだけ先に説明すると、まずは「あっきーさん」あっきーさんとは去年一緒に御来光の滝に行っている。ただし行動をともにしたわけではなく、現地で偶然一緒になったのであるが。2人目は「金さん」つい先日御来光の滝に一緒に行った。そして3人目は「なかちゃん」なかちゃんも一緒に御来光の滝に行ったばかり。皆さんパワフルである。そして私の合計4人が今日の高瀑メンバー。

ところが金さんから御来光の滝からの帰りの地獄の登り返しで悶絶しているとのことでキャンセルの連絡。最終的に3人になった。

朝目が覚めてまずはテレビの天気予報チェック。午前中はくもり、昼から晴れるように言っている。

7時半に集合場所に到着するとあっきーさんとなかちゃんが仲良く話をしている。あっきーさんとなかちゃんは初対面のはずなのに?と思ってなかちゃんに聞くと「雰囲気ですぐ分かった」と言ったので、あっきーさんも私も大笑いである。滝にいかれている人間共通の雰囲気が有るようである。

なかちゃんはあっきーさんから金さん不参加の情報を聞いて非常に残念がっていた。

高瀑林道は何年か前の台風被害で崩壊していることは去年の私のMTBサイクリングで報告済み。ところが林道の途中までは改修されて車で入れるとのネット情報があり、行けるところまで車で行こうということで、小回りのきくなかちゃんの車で林道を行くことになった。なかちゃん、無理を聞いていただいて有難うございます。

8時20分、諏訪神社の駐車場出発。なかちゃんが突然数字を言う。60.9km。おー、メモメモ。林道の何km地点まで車で入れるか記録しとけ、ということなのだ。私は忠実にメモ帳に数字を記録する。するとなかちゃんが「あー、メモしなくてもトリップメータをリセットすれば良いんだ」と言ったので車内は爆笑。

崩落箇所は改修されているが、それ以外の道路は以前と状況が変わってない。ガタガタ道を揺れながら先に進む。カーブのところでなかちゃんがクラクションを鳴らす。どうしたのかと思っていたら、なかちゃんが「対向車が来るかと思って」と言ったのであっきーさんも私も大笑い。こんな場所で対向車が来るなんて有り得ないのだ。出発時のトリップメーターといい、このクラクションといい、なかちゃん、お茶目なんだから(^○^)

突然、前方の道路が無くなった。ここが車で来られる終点。なかちゃんが数回切り返しをして車の方向を変える。トリップメーターの数字を記録する。7.2km。林道は10km程度だと思っているので、残り2.8kmを歩くことになる。林道10km歩くのと2.8km歩くのとでは大きな違いである。歩く時間が2時間節約できる。

9時ごろ出発。天気は小雨。私はザックの中からナイロンヤッケを取り出して着るが、これは防風目的のヤッケで防水ではない。雨がひどくなったりすると何の役にも立たないんだが。傘も忘れずに持っていく。この傘は私の車の中に常備している傘だ。

崩落部分には3m程度踏み跡が付いている。この踏み跡をたどって林道の向こう側に入る。ここから1時間程度歩けば林道終点。つまり高瀑への登山道入り口となる。

9時20分頃、トンネル通過。

9時50分林道終点到着。

林道終点

天気はこんな状態。昼から晴れるとの予報を信じて行く。

9時55分頃出発。私を先頭に登山道に入る。すぐに標識に従って川を渡らないといけない。しかし今日は川の水量が多い。意を決してジャンプする。無事に対岸に着地成功。大げさに書いているけど経験者は分かると思う。濡れた岩から濡れた岩の上にジャンプする時に感じる不安を。

10時22分頃 のぞきの滝
10時35分 丸渕
丸渕

暗いのでISO400で撮影

KissはISO400で撮影しても画質は変わらないけど、このコンデジはISO400ではノイズが多い

11時5分 高瀑到着。登山道出発して1時間10分。晴天時よりも早い。これは途中休憩を取らなかったのと、景色も写さずに来たからだな。普通は丸渕あたりで座り込んでおやつタイムになる。

高瀑はガスの中。下のほうだけ見える。昼から晴れるとの予報を信じてしばらくは待機することにする。

傘を差して滝下に行くなかちゃん

この写真を見ただけで水量が多いことが分かる。何故なら高瀑は落下する水が岩壁に砕け散り、その砕け散った飛沫が風に吹かれて昇天するので、下まで落下する水は少ないのが普通なのだ。水量が少ないときには全て昇天してしまい、下に流れ落ちることは無い。

蛇足ですが傘をさす理由は滝の水しぶき予防です。ガスの中だけど雨は降ってない。私も傘を持ってきたけど結局傘をさすことは無かった。これが結局最後になって・・・
今度は左の斜面から写すなかちゃん
ガスの中から落ちてくる高瀑

寒くて指先がしびれてきそうだ。それでも天気予報を信じて待つ。

こんな天候でも変化する水の形は見飽きない。まるでオーロラのようだ。晴れていたら最高だろうなー。

この位置から何枚も写したけど結局はこんな写真ばかり。アップするのはこの1枚だけにする。


この位置から撮影した動画
写真がたったこれだけなので動画も撮ってきました。ガスの中から落ちてくる滝を見てください。

昼から晴れるとの予報を信じて待っているが、空の色はちっとも明るくならない。もう晴れてくれとは言わないが、せめて滝の全景だけでも見たい。

待つ間、目の前の木の芽を写す。水滴が綺麗だ。 

12時過ぎ、気象庁への恨み言を言いながら帰る。「昼から晴れると言ったのに、うそつきー」

のぞきの滝

この付近まで降りてくると、かなり空は明るくなってきた
のぞきの滝の撮影ポイントから見えたアケボノツツジ
赤のベラ撮影中のあっきーさんとなかちゃん

高瀑が撮影できなかった分を他の滝で挽回

渓谷を見ながら歩いていると、水量がいつもよりも多いので、見ごたえのある(写しがいの有りそうな)ポイントがいくらでも有る。あっきーさんとあそこは良いなー等と言いながら終点を目指す。

来るときにジャンプした場所以外の場所から川を渡れないか探検しに行くあっきーさん。AからBにジャンプできても、その逆は出来ないのが川渡りの難しさだ。
結局は朝と同じ場所でジャンプ無しで水の中の安定した岩を通って帰る。

13時37分 林道終点に戻る。

林道終点に戻った後、周囲をうろうろして渓谷の風景を写す。いつもならこんな場所は写さない。
これも高瀑を写せなかった欲求不満解消のためである。
青空も見えてきた。気象庁のうそつき(-_-;)

林道を3人並んで歩いていると、「おいわさん、傘は?」となかちゃんが言う。あれ?右手に持たせたはずの傘が無い。しまった。忘れっぽい右手に任せた私が悪い。しっかり物の左手に持たせておけば良かった(-_-;)これがプラチナの骨で、ダイヤをちりばめた傘ならすぐに引き返して取ってくるが、あんなぼろ傘、サルにでもくれてやる。

と言う事で、高瀑林道終点の広場にポツンと置き去りにされた傘を見かけた人が居たら、それは私がサルに与えた傘ですので、サルから奪い取って使うのは一向に構いません(-_-;)

切峰の滝 
こんな大きな岩が道に転がっている。去年のサイクリング時には無かったと思う。
14時40分 崩落現場に戻ってきた。なかちゃんの愛車が見える。

高瀑が写せなかった分、他の滝を写そうということでおまけの滝を見に行く。

      続く





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