10時40分頃 御来光の滝出発。まずは滝の上に上がる難関のロープを目指す。しかしロープまで来たが、先日の台風の影響か途中で引っかかっている。まず私が先に上がるが、ロープの上に載っていた岩が落ちてきてヒヤッとする。

11時3分 愛大小屋に上がるコースとの分岐点。ここから下がって川に向かう。川に出たらあとはひたすら川の中の岩がゴロゴロしている上を乗り越えて上流に向かう。

途中で見た紅葉

ひろっさんも同じ紅葉を写そうとしていたので、紅葉は逆光で写すんですと本屋で立ち読みの知識を押し付ける 
墓場尾根を見上げる  
谷が二つに分岐しているところ。この前と同じく右側の谷に向かっていく

ここで結果論を書くと、面河登山道に確実に合流しようと思えば左の谷に行った方が良い
7月17日にも見た流れ。滝とは言いがたい。
真ん中に水が流れ落ちているのが分かるでしょうか?
7月17日に源流と思って写したミニ滝

11時32分 このミニ滝の上に立つ。

このミニ滝のすぐ上は狭い峡谷となっていた。水量が少ないので川底を危ないと感じることも無く歩ける。 
最初に見えた滝?
水量が多ければ確かに滝には見えるだろうが、今日はただの水
谷の幅が広くなって向こうの山の斜面に笹原が見えた
近付いたらこんな感じ

斜めの岩盤で岩の節理が手がかり足がかりとなり、そんなに苦労をすることもなく上がれる
ちょっと後を振り返ってみる。どこの山だろう?
岩盤のえぐられたような谷を上がっていく

天気が良いから足が滑ることも無くスムーズに歩けるが、雨の日は危険と思われる
こんな感じで岩盤の谷が続く
岩盤の谷間の上流は、そのままガレ場になっていた。
開けた部分に来ると石鎚の山頂小屋が見えた。

ひろっさんが源流があの小屋なのか?と心配そうに言う。
あえて言いません。ひろっさんの心配する源流を。
私のカシミールによるシミュレーションでは、ある程度上がったら途中から進路を左に変えて面河からの登山道に合流する予定になっている。そこで左に見えたこの岩場を上がっていこうと思った。

しかし簡単にはこの岩場を上がれず、結局もとのガレ場を上がっていく
この写真では見えないが、オリジナルの写真には面河からの登山道がはっきりと写っている。自分の目の高さに登山道が見えるので左に行けばあの登山道に合流できるのだが、簡単には左に行ける状況ではない。
小屋が大きく見えてくる。このままガレ場を登り詰めたらあの小屋の下に出てしまう?
面河から上がってくる登山者のグループが見えたので写したのだが、このサイズでも分かりにくい。

ここに見える山は西の冠岳

カシミールで見える航空写真のザレ場を上がっていくのだが、次第に足元が悪くなり、自分の足がズルズルと滑りそうだ。
(注)先ほどまでガレ場という言葉を使っていたのに、ここではザレ場を使った。実は山のホームページを見ていると、ガレ場とかザレ場の表現が出てくるが、何が違うのか知らなかった。このページを作るためにgoogleで検索したら、ガレ場は山の斜面に岩や石が有る崩壊地。ザレ場は小石や土砂が有る崩壊地となっていた。確かにこの定義のガレ場、ザレ場を上がってきた。

そしてそのザレ場で少し身の危険を感じ始める。丁度左手はシコクシラベ?の林で、その足元は笹になっていたので、強引にその笹の中に入っていく。その前にデジカメはリュックに入れて軍手をはめる。軍手の威力は強力だ。グイグイと笹を掴んで進んでいく。しかし、ただの笹原だと思っていたが、足元は結構アブナイ。倒木や岩が隠れている。しっかりと笹を掴んでなかったら転落しそうな所もある。

ひろっさんが、あそこに登山者が見えると言う。私もその方角を見ると数十m先に確かに歩いていく人が見えた。ようやく面河からの登山道に合流できそうだ。

登山道に合流出来るめどが立ったので、リュックからデジカメを取り出してここから見える景色を写す。

二の森とクラセノカシラ。
二の森、クラセノカシラ、西の冠岳

この撮影ポイントに案内してもいいけどガイド料高いです(殴)
9月25日追加

こもれびさんからの頂き物の写真

こもれびさんは同じ日に石鎚から二の森に縦走していたそうです

この写真で二の森への縦走路と面河からの登山道がよく分かります

小屋の下の崩壊地(ガレ場、ザレ場)を上がってきたことになります。この写真からするとガレ場のほとんど上端部まで上がっていたような雰囲気でしょうか?
5月29日にさくら山行会で西の冠岳に行ったときに写した写真

この時は、まさかあのガレ場を上がってくるなんて思いもしてなかった

13時丁度。面河からの登山道に合流。合流できたから書くんじゃないけど、13時に登山道に出るのは実は予定通りなのだ。ただし、もっと簡単に出るはずの予定だった。

登山道に座り込んでお茶を飲む。無事に登山道に出られて良かった。

二の森方面への登山道と面河に下りる登山道の分岐点。実はこのすぐ下辺りで登山道に合流したのだ。

先ほどまでの行程に比べたら高速道路のような登山道を歩いて石鎚に向かう。この時ひろっさんが、あのとき左に進まなかったら登山道に合流できなかったと言う。確かにそうだ。登山道は稜線を越えて反対側に移るのだが、あそこで左に進まずにそのままザレ場を無理矢理上がっていたら、稜線の手前をどんどん上がることになり、登山道に合流するのは不可能だったのだ。本当にギリギリの場面で運良く登山道に合流できたことになる。

やがていつもの登山道に合流し、連休で人出の多いなかを山頂に向かう。

13時20分 山頂

見てのとおりの天候
ここから歩いたコースを見下ろして確認しようと思っていたのに、出来なくて残念

山頂小屋に入り、御来光の滝から石鎚に上がるという偉業を記念してビールで乾杯しようと思ったが、帰りに酔っ払って桟道から転落したらいけないので、あめ湯で乾杯。

13時35分 出発。帰りは花でも写しながらのんびり帰りましょうと言ったのだが、天気が悪く花も綺麗に写せそうに無い。言葉とは裏腹にかなりのペースで歩いていく。

それでもたまにはデジカメを構えてみる

まだ紅葉には早い  


15時5分頃 土小屋トイレ



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9月25日追加
同じコースを行きたいと思っている方のために参考まで
1、毎回書くけど、同行者が大切です。初心者では厳しいコースです。
2、天気が良かったからこそ達成できたコースです。
  @歩いたところはほとんどが水の通り道です。雨が降ったら非常に危険。
  Aガスが出てきたら自分の位置が全く分からないでしょう。
3、このコースの参考情報は無いかとホームページで検索したけど、無かった。
  御来光の滝からその上のミニ滝までは比較的簡単に行けます。
  まず御来光の滝に行くコースを覚えて、その上のミニ滝までのリハーサルを
  することをお勧めします。
4、カシミールを使える方はPC上でシミュレーションをしてください。
  衛星画像やgoogleの石鎚周囲の詳細な写真と標高を一致させた画像を見ることが出来ます。
  航空写真ではガレ場、ザレ場が写っています。登山道の位置関係も分かります。
5、ホームページ中にも書いたけど、面河登山道に確実に合流するためには
  我々の歩いた右の谷ではなく、左の谷に行ったほうが良いと思います。
  でもこのコースの紹介ページは有りません。





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