私がホームページを作ったのは1998年だが、それより前にカシオの35万画素のデジカメを持っていた。その後オリンパスの100万、200万、400万画素のデジカメを買い、そして現在は借り物の500万画素のデジカメを愛用している。この500万画素のデジカメでも十分満足な画質だと私は思っている。しかしあちこちのホームページを見たりカメラ雑誌を立ち読みしていると、ついにデジタル一眼が欲しくなって来た。

デジタル一眼を買うならキャノンか、ニコンということになる。私がデジ一が欲しいなーと思い始めた頃、これが欲しいと思ったのはキャノンの30D。ボディーだけで十数万円。レンズを買ったら20万円オーバーの高級機だ。妻にさりげなくそろそろデジ一が欲しいと言うと、予算は?と返ってくる。多分20万円オーバーと返事をすると、「ナニカンガエトン?」と妻が言う。まあ仕方が無いわな。我が家には大学生の息子が二人に小学生の娘がいるのだ。私の趣味のためにこんな大金が出せるわけが無い。

それでも家電量販店に行けば、デジカメ売り場で各社のデジ一を眺めては深いため息をついて「いつかはこれを」と思っていた。量販店の店頭でいろいろなデジカメを持ち比べてみていると、オリンパスのデジ一が良いなーと思えるようになってきた。それは液晶モニターに被写体が写ること。コンパクトデジカメなら当然の機能なのに、デジ一には今までこの機能は無かったのだ。山で花を写すときは、モニターを見ながら写したほうが姿勢も楽だしズボンも汚れない。

しかし、この機能は気に入ったのだがオリンパスはCCDサイズが他のよりも小さく、交換レンズも少ない。予算的には30Dに比べたら安いし、良いと思うのだが、いまいち本気で買う気がわいてこない。

デジ一が欲しいと思うようになってから、ずるずると月日は流れ(せいぜい3ヶ月くらいなんだけど)ネット上でニコンの新製品の話題が出るようになってきた。画素数が1000万でメモリーカードはSDカード。このSDカード採用というのは私にとっては高ポイントだ。ネット上ではSDカードを採用したことを批判する書き込みが多かったような気がするが、元々コンパクトデジカメでSDカードを使っていたユーザーにとっては、SDカードのほうが断然良い。

ニコンのデジカメにしようかなと思っていたら、今度はキャノンから新製品が出るとのネット上の情報。それならキャノンの新製品を待とう。やがて出てきたキャノンの新製品はKiss Digital X。値段もニコンよりも安い。妻にお伺いを立てると「OK」の返事が返ってきた。

そして今日、妻の心変わりが無いうちに急いで買いに行く。その前にカメラ店に電話を入れて在庫が有るかチェックする。勇んで買いに行ったはいいが在庫が無くてガックリという事態は避けねばならない。私が在庫のチェックをお願いしたのはボディーとレンズメーカーの交換レンズだ。カメラ店の女性がカメラは在庫が有るけど、レンズが店頭の展示品しか無いという。そのカメラ店は松山市内に数店舗あるので他の店の在庫も調べてもらったら、やはり他の店も展示品しかないと言う。仕方が無い。取り寄せで1週間待つ間に妻が「お金は出せん」と言い出しかねない。展示品を買うことにする。

私は30年前に買ったミノルタのSRTスーパーをまだ大事に持っている。これは持っていても使う見込みも無いので下取りに出そう。交換レンズも望遠、広角、マクロと一通りはそろえている。1万円にでもなれば良いなー。

松山市内のカメラ店に入ると、既に電話で予約の形になっていたので、もうカメラとレンズはカウンターの上に用意されていた。私は持ち込んだカメラとレンズを下取りに出したいことを告げて、店内をうろうろして時間をつぶす。しばらくしてチェックしていた店員から「下取り価格は3000円です」と告げられる。エー!タッタソレダケ?

店員の説明によればカメラのボディーの中、そして全てのレンズでカビが出ている。これでは買い取った後で修理しないと売り物にならないので値段は付けられないというような説明だったと思う。下取り価格が安いからと言って、今更家に持ち帰る気は全く無い。ジャンク市で売ってくださいと店員に話す。下取り3000円と言うことは、デジカメを買うときに「どんなカメラでも3000円で下取りします」と広告に書いてあるあのままじゃん。

結局ここで買ったのは
Kiss Digital X ボディー
シグマ 17−70 DCマクロ
1GB CFカード
カメラケース
4点合計で13万円をわずかに切った。

さて、急いで我が家に帰ったら、まずは電池を充電しなきゃー。充電している間に取説を眺める。充電が終われば写しに行くぞーと思っていたら、アッシー君として松山市内のデパートに行くことになってしまった。まだ充電も完了してないので、帰ってからのお楽しみということで松山に向かう。


    続く





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