今日は今回の長期出張の最終日だ。早朝から目が覚めてテレビを見ているとマドンナが結婚したニュースを報道している。このホテルは朝食が付いてないのでマグヌードルを食べる。その後スーツケースの中を整理。今日は昼間ロンドン観光に行くのだが何かお土産を買ってもスーツケースに入らない状況なのだ。まずは元凶の携帯電話の箱を捨てて中身だけにする。この携帯はスコットランド入りしたときに買ったものだが、結局使うようにならず娘のおもちゃとして持ち帰る。そしてマグヌードルも残り少なくなったが袋から出して中の小袋だけにする。マグヌードルの愛用者はよくご存知と思うが、小袋4個が厚紙に守られている。この厚紙も体積が減らない原因なのだ。小袋に分けておけば隙間に押し込むことが出来る。

次は背負っていくザックの中を整理。スーツケースは空港で預ける予定だがこれは背負ったままロンドン観光に行く。しかしもうパソコン用のいろいろな小道具は持ち歩く必要が無いのでスーツケースの中に入れる。その他書類などが入っている封筒、小物入れなどもスーツケースに移動だ。ザックに入れるのはノートPC、デジカメ、るるぶイギリス、パスポート、飛行機のチケット。仮にスーツケースが盗難にあっても日本には帰れる。

ここまでホテルで書き込んだところでこのホテルの欠点に気が付いた。日本人の体格に合ってない。便座もちょっと高いし机も高い。これまでのホテルは違和感無く使えたのに。便座の高さが1cm高いと、力を入れるときにカカトが浮くか浮かないかの違いが出るのだ。

ところでアイルランドのポンドをまだこちらのポンドに両替してない。空港で両替しようと思っていたがどんどん歩いて行ったら出てしまったのだ。イギリスからアイルランドに入るときはパスポートを見せたが、アイルランドからイギリス入る時にはパスポートの提示なし。とにかく何のチェックポイントも無く空港を出てしまった感じ。この両替をどこでしようかと思ったが、ホテルで出来るとのことでそのままアイルランドポンドを持ち込んだ。それでチェックアウトの時に両替を頼んで紙幣とコインを出したらコインの両替は出来ないと言われた。何も出来ないよりはマシと思い紙幣を両替する。

ホテルからはバスで空港に向かう。ホテルのバスなのに無料ではなく有料だ。あんな立派な部屋を持つホテルなのにセコイ。昨日ホテルに送ってくれたときにA君はJALは第3ターミナル、荷物を預ける所はleft baggageと簡潔に言い置いて帰っていったのだ。バスの運転手がどこのターミナルかと聞くので3と答えて乗り込む。バスは1,2,3と順番にターミナルに宿泊客を下ろしていく。3で降りた。まずはJALのカウンターの場所を捜すがすぐには見つからない。うろうろ歩いてちょっと奥まったところに有るのを確認。日本の代表JALもロンドンではこの程度の扱いか。次は荷物を預ける所を探す。標識を頼りに隣のビルに有った荷物預かり所にスーツケースを預ける。先月ロンドンに到着した時にA君を待つ間、回りを観察するとインド系やイスラム系の人が多いので不審に思ったが、今日その理由が分かった。航空会社ごとにターミナルが異なっており、第3ターミナルはアジア系が集まっているターミナルみたいだ。

身軽になったところで電車でロンドンに向かう。A君からヒースローエキスプレスという直通電車が出ているからそれを利用すると便利だと聞いていたので、ヒースローエキスプレスの乗り場を捜す。乗り場あっちの標識が有ったのでそれを見ながら乗り場に向かう。チケットは自動販売機で買うがコインまたはカードで買えるようだ。カードでチケットを買う。12ポンド。結構な値段だ。乗り場はエスカレーターを3つくらい乗り継いで地下におりていくので地下鉄かと思ったら走り始めて何分かで地上に出た。電車の中でチケットのチェックが有った。終点がパディントン駅。下の列車がヒースローエキスプレス。


  
人波についていったら改札口も無くそのまま駅の外に出てしまった。どうりで電車の中で検札が有ったわけだ。この時間が10時45分。

さて今日はどこへ行くかだがロンドンに来たら女王陛下に会わなくてはということでバッキンガム宮殿を目指そう。最初は他の観光客らしい人々の後ろをついていくがこの人たちがバッキンガムに行く保証は無い。るるぶイギリスの地図を思い出しながらなんとなくこの方角かなと一人で歩いていると森林が見えた。ハイドパークだ。このハイドパークを横断して南東に行くとバッキンガム宮殿が有る。

ハイドパークには馬専用の通路があり何頭もの馬が目の前を通過していく。



   
馬も歩けばウ○コもする。わき見しながら歩くと踏んづけるので注意。広大な公園にはとことどころに公園の地図が設置されており、現在地はここと表示されているので、るるぶの地図と比較しながら目的地に歩く。下の写真はただのベンチではない。ハイドパークのベンチと聞いただけで有り難みが違うでしょう?

  
11時45分頃、公園内の標識で現在地を確認すると目的地から離れている。そんなアホな。何で?この広大な公園をただ迷いながら歩いた事になる。公園の中を歩いていたのではこの中で日が暮れる。公園の外に出て普通の道を歩こう。丁度トイレも有った。

トイレの近くに有ったヒイラギ。

丁度クリスマスで良いネタが撮れた。

ここで用を足した後で道路に出てハイドパークの外周に沿って歩く。目の前には円形の立派な劇場。ROYAL何とか劇場みたいだ。知らない。でも建物と周囲の装飾は立派だ。

しばらく歩いていると人通りも多く車が渋滞している通りに来た。ここを適当に歩いたらすぐに有名デパートのハロッズの前に来た。例のダイアナ妃の恋人の父親が経営する高級デパートだ。ここでは普通の庶民は買い物しないらしい。高級品を高額で売っているらしいんだが実態は知らない。犬と日本人お断りと書いてあるような気がして中には入らないがショーウインドーのディスプレーがきれいだ。いくつもあるショーウインドーのうち一つだけ撮影してみた。ウインドーにいろんな物が写ってしまったのでそのきれいさが半減してしまった。

ハロッズの外観
ショーウインドーのディスプレー  

  
このハロッズの前に市内観光バスの乗り場があった。例の屋根の無い2階建てバスだ。係りの人に値段を聞くと15ポンド。高いなー。時間はどれくらいかかるのか聞いたら全部乗ったら4時間とのこと。ただしこのバスは一日フリーパスで何回でもどこからでも乗れるらしい。もちろんバスのコースと乗り場は決まっているからそのコースしか乗れませんよ。残り時間を気にしながら乗っても十分楽しめないので今日はあきらめよう。

バッキンガムを目指して歩いていると大きな凱旋門のようなものが見えた。これを写す。



ここからバッキンガム宮殿はすぐだ。宮殿の正面に来ると観光客が門の中を覗いている。絵本で見るのと同じスタイルの衛兵が立っている。おーあれを見るとバッキンガム宮殿に来た気がする。しかし衛兵のコートの色が地味だな。写真写りが悪い。もっと真っ赤なコートでも着て欲しかった。


バッキンガム宮殿の正面にも馬○が落ちている。恐れ多くも女王陛下の馬○なのだ。バッキンガム宮殿の近くにいた騎馬警官(女性だった)この馬が犯馬か。
女性の騎馬警官


やっぱり予約してないので女王陛下には会えないみたい。次はどこに行こうかと思うが向こうの方に観覧車が見える。あれも人気が有るらしい。乗ってみたいと思うがあそこまで歩いていく時間と乗るまでの行列時間を考えると無理だろう。いったん駅まで帰ろうと思い駅を目指す。

来た道ではないところを歩いていると元に戻れるんだろうかとちょっと不安だがそのうちハイドパークが見えた。あとは公園の外周に沿って歩いていれば来た道に戻れる。

来たときの道を発見し駅に戻る。駅の目の前にバーガーキング、数十m離れてマクドナルド。アイルランドでバーガーキングを利用したから今日はマクドナルドにしよう。中に入ったら従業員は全員黒人。ここで食べて店の外に出たら寒い。店の中には30分も居なかったと思うが一度店内の暖房に慣れたらもう寒くてタマランと言う感じだ。本日のロンドン観光はここまで。マクドナルドから歩いて2分で駅に入る。再びヒースローエキスプレスに乗って空港に向かう。

空港に戻り預けた荷物を受け取る。そしてJALのカウンターに行きチェクイン。しかし時間は3時半。搭乗開始が7時半頃と聞いたのでそれまで約4時間待たねばならない。ここでちょっと家族向けに安いお土産を買って金属探知機のゲートをくぐったのが4時ごろ。

コーヒースタンドでコーヒーを買い、飲みながら椅子に座って人物観察したりメモ帳に今日の出来事を書いていると時間がたっていく。この搭乗前の乗客が待っている広場の周囲はグッチ、フェラガモ、シャネルなど私でも名前だけは知っているブランドの店が並んでいる。1ヶ月もの間留守を守った妻に何かブランド品を買って帰ればいいじゃないと言う人も居るだろう。しかし金が無い。イヤ金が有って買って帰ったとしても不憫なことに似合わないのだ(泣)

搭乗時間を知らせるモニター画面を見ると各航空会社の出発便の中に東京、大阪、名古屋の文字が見える。そのためか周囲に日本人もだんだん増えてきた。

財布の中にはまだ60ポンド約1万円あまり残っている。関空出発時は5万円を300ポンドに両替していたのだ。この60ポンドを使い切って帰ろう。そのためにはチョコレートではダメだ。もう少し高いものをということで免税店内をウロウロして良い物を見つけた。ピーターラビットの陶器にしよう。頭の中で暗算しながら品物を選ぶ。お皿5枚とティーカップ2組で55.5ポンド。日本に居たらズェッタイに買わない品物と金額だ。

搭乗手続き開始の案内がありゲートに向かう。ゲートの周囲は当然日本人が多い。予定よりも約30分遅れてJL422は離陸。やっと日本に帰れる。

おしまい。



目次に戻る
気まぐれでじかめ日記に戻る



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送