8時半頃レストランに朝食を食べに行く。やはり休日でもまともな朝食を食べないとしんどいということを感じたのだ。マグヌードルの朝食ではダメだ。それに朝食込みの料金なので食べないと損?

朝食が終わって部屋に帰りトイレに座ってウ○コをしているとドアをノックする音が聞こえる。丁度切りがいいところだったのですぐにズボンを上げてドアのところに行くと、外からハウスキーパーがどうのこうのと言っているみたいだ。ダメだ。ちょっと待てと言っておく。その後座りなおしたが当然続きはもう出ない。10時くらいまで部屋でのんびりしていようと思っていたのに追い出されているような気がして部屋を片付ける。

今日もダブリン中心部まで歩いていってみよう。先週の動物園に行ったことで大体の距離感は分かった。

10時ごろホテル出発、20分ほど歩いて見覚えのある鉄道の高架下通過。動物園は川に突き当たってから右に行ったが今日は左に行ってみよう。しかし川に突き当たる前に左に向かう道路が車やバスが渋滞しているし人も大勢歩いている。こちらに行けば繁華街があるようだ。そのうち道路は片側3車線の広い道路になり中央分離帯の大木には電球が飾られている。夜はライトアップされてきれいに違いない。ここで10時35分ごろ。なんだ1時間もかからずにホテルから中心部まで来られるではないか。

ある建物の前に行列が出来ている。何だろうと思ったら映画館だった。私も明日は映画に行ってみるか。

路側に市内観光の2階建てバスが止まっているのに気が付いた。先週動物園に行く時に見つけて乗りたいけど、どこで乗れるか分からないと思っていたバスだ。運転手に運賃を聞くと貼ってある紙を指差す。それを見ると8.5ポンド。ちょっと乗ってみよう。当然のごとく2階に上がる。2階には屋根がついていない。バスが走り出して回りの建物を見上げたり歩いている買い物客を見下ろす。いかにも2階建てバスの上から写したという雰囲気の写真を撮りたいが、しかしそのうち小雨が降り出した。雪の中をハイキングに行くのは平気だが、屋根の無いところで雨に打たれるのはイヤだ。2階からの写真はたった1枚写しただけで1階に下りる。

バスの2階から写した唯一の写真 

クリスマスの飾り付けが見える

   
ガイドのおばちゃんがずっとしゃべりっぱなしだ。英語が理解できたらそれなりに面白いことも言っているようなんだが。バスは繁華街を抜けた後古い教会の前や大きな立派な建物の前を走って行く。ホテルからダブリン中心部まで歩きながら見た建物そしてこの観光バスから見る建物ほとんどが古いレンガ作りの建物で、鉄筋コンクリートの建物はほとんど無い。これは経済原則から言えば不思議な話だ。鉄筋コンクリート作りの方がレンガ作りよりも安く出来ると思う。それなのに無いということは強力な規制がかかっていると感じるが実態はどうなんだろう。そんなどーでも良いことを考えているとギネスのビール工場の前を通過した。バスに乗るときにもらったパンフレットを見ると動物園の前まで行ってUターンするようだ。動物園前を通過しちょっと行き過ぎた後バスはUターンして再び繁華街に戻った。1時間も走ってないような気がする。これで8.5ポンド?高い。でも1日何回でも乗り放題なのかも知れない。しかしいくら物好きの私でも何回もは乗らない。

バスを降りたすぐのところにバーガーキングの店が有った。ここで昼食にしよう。歩道に面した窓際の席に陣取り食べながら外を歩く人々の観察。


  
人種はいろいろ。日本人らしき顔も見えるが多分中国人だろう。ダブリンで見かけるベビーカーは雨が降っても平気なように透明のビニールカバー付だ。先週の動物園でも小雨の中このベビーカーを押す人が何人もいた。日本人の感覚なら何もこんな天気の日に行かなくてもと思いたくなるが、ダブリンではにわか雨がよく降る。だからわざわざ雨の日に出てきたのではなくこれが日常風景なのだろう。ふと気付くと通りの向かい側にはマクドナルド。このマクドナルドとバーガーキングはあちこちに有ったがケンタッキーは見たこと無いなー。アイルランド人はケンタッキーフライドチキンが気に入らないんだろうか?

バーガーキングを出てトイレに行きたくなった。どこか大きな店に入れば有るだろうと適当な店に入った。ここは通路に面していろいろな店が並んで居る。その通路の奥まで行くとトイレはこっちと表示があった。そしてそのトイレらしきドアの前まで来るとドアの中に入るためには10ペンス必要と書いてある。いまさら無料のトイレを探しに行く気は無いので財布から10ペンス取り出してどうやればいいかなと説明文を読んでいると中から若い女性が出てきてドアを開けた。そして私にこのまま中に入れと言っているようだ。ラッキー。10ペンス得した。念のために書き添えると若い女性が出てきたドアに入ったからと言って女性用トイレに入ったんじゃないですよ。ドアの向こうに男女別々のトイレが有るんです。

すっきりしたところで買い物客が大勢歩いている通りやショッピングセンターにも入ってみる。日本に居る家族に何かお土産を買わなくちゃ。しかし目的も無くいろいろな商品を眺めるだけで何にしようか考えつかない。スーツケースに入らないようなかさばるものはダメだ。小さくて喜ばれるものって何だ?おもちゃ売り場を歩いていたらポケモンのぬり絵があった。娘はぬり絵が好きだからこれにしよう。何もわざわざアイルランドでポケモンを買わなくても良さそうなもんだが。



     
道路には露店が出て花やクリスマス商品を売っている。結構繁盛しているように見える。とりあえず娘の分だけとは言え、お土産も買ったことだしそろそろ帰ろう。ホテルに帰るためには北に向かわなければならない。太陽が出ていれば、だいたいの方向が分かるが曇り空で分からない。ビルの屋上を見るとパラボラアンテナが見えた。パラボラアンテナは赤道上空を狙っているはずなので、アンテナの向いている方向が南でその反対が北だ。このパラボラアンテナで方角を知ると言うのは実は日本でタクシーの運ちゃんに教えてもらった技だ。タクシーはいつもいつも知っている道を走るわけではない。知らない町で方向がちょっと分からなくなった時に民家の屋根に付いている衛星放送のアンテナで方角を確認するそうである。タクシーでの何気ない会話が遠い異国で役に立った。

アンテナで確認した方向に歩いていると飛行機のマークが有った。つまり空港はこっちと表示しているのだ。ホテルはダブリン中心部と空港の間に有るのだ。あとはこの標識に従って少し歩いたらすぐに知った道に出た。この道をそのまま北に歩けばホテルに到着する。14時30分頃ホテルに帰った。

ホテルに帰って今日の行動をパソコンで打ち込んで洗濯していたら食事に出るのが面倒くさくなってしまった。朝食をしっかり食べた分、夜はマグヌードル。


12月17日
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