今日はスコットランド入りして初めての土曜日。ちょっとドライブに行ってみよう。るるぶイギリスを見ると、ここから北に１００ｋｍ程度走れば山岳地帯が有るようだ。スコットランドの山の景色がどんなか見に行こう。 ガソリンスタンドで買った地図が頼りである。道路に番号が付けられているのでその番号の道路から外れないように走る。要は今泊まっているホテルの目の前の道路をひたすら北に向かって行けば良いのだ。ちなみにこの山岳地帯を越えてどんどん北に走っていけば、ネッシーで有名なネス湖に行けるみたいだが日帰りで行けるところでは無いようなので今日は止めとこう。 何十ｋｍか走ったところで右手の山に白い筋が見えている。滝だろうか？気になるがもう少し走ってみよう。やはり白い筋がその後もいくつか現れて滝に間違いないようだ。駐車できる場所を見つけて車を停め滝を写す。山の形も面白い。木がほとんど生えてなくて草原あるいは草さえも生えてない土地のように見える。 そのうち前方に山頂の白い山が見えてきた。なかなか良いではないか。道路はその山の裾野をゆるやかに左右にカーブしながら通過していく。この道路もドライブコースとして良い感じだ。時々車を停めては景色を楽しんだりデジカメで撮影する。この辺の駐車場は樹木も何も無いので障害物無く写すことが出来る。るるぶで名前を覚えたグレンコーという場所に来たようだ。左手にスキー場の看板が出ていたので立ち寄ってみたがリフトは止まっていた。しかしリフトのすぐ横は滝だった。スキー客はこの滝を見下ろしながらスキー場に上がることになる。もしかしたらスキーシーズンにはこの滝は凍結するんだろうか？ 白い山頂の山の景色は見ていて気持ちがいいが残念ながら曇りだ。青空なら最高なのに。左手に湖とその向こうに山があり湖を前景にして写真を撮ろうと湖の岸まで歩き出した。ところが足元は湿地帯だった。道路から見るとただの草原だと思っていたのだが。地面は草がいっぱい生えているがその根元はほとんど水で覆われている。今回の出張はハイキングシューズで来ていたのだが今日のドライブに関してはこの靴で来て正解だった。 道路の横には何台も車が停まっている所があるが人は居ない。どうやらハイキングの人の車のようだ。ハイキングらしき人の姿も見える。私も時間と予備知識が有れば歩きたいところだ。 １２時２０分　どこかの小さな町中に入った。ちょっと降りて歩いているとグラウンドでサッカー（ホッケー？）の試合をしている。その向こうにはきれいな山。これも絵になる景色だと撮影する。ここで今日のドライブはおしまい。来て良かった。昼食も食べずにひたすら走ったのだ。 今日のドライブでつくずく感じること。景観を阻害する構造物が全くと言っていいほど無い。山岳地帯はもちろん人家のある小さな集落みたいなところでさえ看板も無い。これは国や自治体の規制が有るのかそもそもそのような余計なものを立てないと言う国民性なのか？ この日の写真特集（オリジナル版ではPhotohighwayにアップしていたが今は見えない） 戻る

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