さくら山行会は毎年一回海外遠征をしているが、今年は比良山系の武奈ヶ岳と翌日は京都観光のセットである。武奈ヶ岳は全く知らない山だが、わざわざ海外遠征先に選ばれるくらいだから良い山なんだろう。バス会社から旅行の予定表が送られてきて、それを見ると武奈ヶ岳を降りたその夜は雄琴温泉に泊まり、翌日は比叡山〜清水寺〜高山寺となっている。

ンンン???雄琴温泉?雄琴?オゴト?
オゴト〜!!!
文字サイズを大きくするだけで興奮してしまった。サラリーマン向け週刊誌のフーゾク欄にその名前をよく見るあの温泉に泊まるの?さくら山行会の枯れた団体が行って楽しめるんだろうか? 気になってネットで調べると、どうもあの雄琴と、この雄琴温泉は全く別のものらしいのだ。なんだ、ガッカリ(-_-;) ・・・。イヤイヤイヤ、それは良かった。そうだろうなー。おかしいと思った。

今回は船中泊を入れて2泊3日になるので荷物がいつもよりもほんの少し多い。お泊りセットをザックとは別のバッグに詰めて我が家を出発。長男の運転で公民館に送ってもらう。公民館に到着するといつものように竹乃井交通のバスが待っている。乗り込んでみるとシートは2列プラス2列で、日帰り山行に利用しているマイクロバスよりは余裕が有る。今回は参加申し込み後にキャンセルする人も居て16人プラス矢野さんの17人での行動となる。参加者が意外と少ないのは行き先が武奈ヶ岳という山行会メンバーには知られて無い地味な山だからだろうか?それとも雄琴に拒否反応?

参加メンバーが揃ったら出発。桜三里を越えてオレンジフェリー乗り場に向かう。そしてフェリーに乗り込んだら寝る場所の確保。2等寝台の8人部屋が3つ予約で確保されていた。男性の参加者6人は全員が一部屋に入る。2段ベッドに荷物を置いたら船内うろうろ。売店で缶ビールとスルメを買い大型テレビの前に座る。金曜洋画劇場のダイハードを見ながら缶ビール。ビールが終われば風呂に入って寝る。

朝は周囲の雰囲気で目が覚める。朝食は船内レストランでバイキング。それが終われば出発だ。バスは高速に入り武奈ヶ岳の有る滋賀県を目指す。窓から見える景色を眺めたり目を閉じてウトウトしたりしているとポケットの携帯が振動する。誰だろうと思ったら千代さんではないか。以前、清家先生と六甲全山縦走したときにわざわざ差し入れを持ってきてくれたが、今回も差し入れかな(-_-;) 「今はどの辺を走ってますか?」と聞かれたので何か目印は無いかと思ったら道路標識が見えた。「京都南まで6kmです」と答える。千代さんも武奈ヶ岳に来ているとのこと。もう先に出発しているので待っていますと言われた。

バスは京都東インターを降りて滋賀県に向かうが道路はサッパリワカラン。それでも途中で比叡山ドライブウエーとか今晩泊まる雄琴温泉の標識も見えてきた。高速みたいな道路を降りて一般道を走りローソンに立ち寄る。ここで今日の昼食のおにぎりをゲットする。バスの中で添乗員さんがおにぎりを配っているが、私は「これがお昼の弁当なのでここで食べないように」と注意する。フェリーでの朝食が6時には終わっていたのでみんなお腹が減っているのだ。この注意が無かったら本気で食べてしまいそうだ(-_-;)

目的地が近付いたのだろうか?道路端には登山スタイルの人が何人も見えてきた。矢野さんがあそこを右に入ってと運転手に指示している。神社が見えた。そして駐車場は満車状態だ。とりあえず降りて出発準備。

トイレに行ってバスの方に戻る時に写す。あの鳥居が地主神社の鳥居。千代さんに神社に着いたと報告すると、御殿山についたらまた電話して下さいと言われる。



デジカメ時計=8時54分
奥の方に警官が何人も居てビックリした。登山届けを出すよう呼びかけている。矢野さんも代表者として連行されていった。
上の写真から警官部分を切り取ったもの
いよいよ出発。赤い橋を渡って行く。



デジカメ時計=9時5分
すぐに右に直角に曲がって登山道が始まる。
最初は杉林の中を上がって行く。インターネットでの事前調査でも杉林の中の単調な登りが続くと書かれていた。
綺麗に枝打ちもされているので日が射して明るい登山道


ちょっと休憩


綺麗な色の紅葉

これは後から来る無関係の人

   


花に詳しい人からイワウチワだと教わる。四国には無い花だ


なかなか良い雰囲気の場所が続く

皿ヶ嶺近辺には無い光景


デジカメ時計=10時42分
 
 



急登が終わって勾配がゆるくなった


御殿山に到着


デジカメ時計=11時12分
登山口から2時間ちょっと
山頂は三角点の代わりに石を積んで有る
向こうが武奈ヶ岳方面。矢野さんにあれが武奈ヶ岳ですかと尋ねると、御殿山から武奈ヶ岳は見えないとのこと。

御殿山に着いたら電話してと言われていたので千代さんに電話すると「手を振っていますよ」と返事がくる。どこで手を振っているんですかと聞くと目の前のピークだと言う。目を凝らして見ると二人が手を振っているのが見えた。と言う事は夫婦で来ているんですね。千代さんが武奈ヶ岳で待っていますと言って電話を切る。

御殿山を出発


デジカメ時計=11時21分




ワサビ峠

この付近は完全に紅葉が終わっている

デジカメ時計=11時29分

落葉した山肌も気になる。1週間前に来ればあそこが綺麗な紅葉だったんだろうなー。

御殿山から見たときに千代さん夫婦が手を振っていたピークに到着



デジカメ時計=11時39分



 
 

 

武奈ヶ岳山頂が見えてきた。確かに御殿山からは見えない位置にある。

斜面に雪が残っている。11月3日に石鎚に雪が降ったが、あの日は全国的な冷え込みだったから同じ日にここにも雪が降ったんだろう。

先頭が武奈ヶ岳山頂に到着


千代さんらしき人も見える。


デジカメ時計=12時2分
神社を出発して3時間

千代さんに挨拶。そして隣に立っているご主人のわいわいさんにもはじめましてと挨拶する。私は山頂付近の岩に腰を降ろしてランチタイム。途中のローソンでおにぎりを買ってきたことを話すと、千代さんも同じローソンに立ち寄ったようで、「どうりでおにぎりが品切れになっていた」と返事が返ってきた。どうもさくら山行会で買占めしたようになったようだ。

おにぎりを食べ終えると千代さんから「矢野さんは今回はコーヒーを作らないんですか?」と聞かれた。そういえば今日はコーヒーの声が無かったなーと思っていたら、矢野さん専属メイドさんがコーヒーを呼びかけている。それでは遠慮なくいただきましょう。矢野さんはこのために水を6リットル?は担ぎ上げたことになる。

クリックすると大きくなります コーヒー飲んだら記念写真とって下山です。


      


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