先月、石鎚で捻挫してから1ヶ月が過ぎた。まだ足首の腫れは少し残っているが、日常生活に支障は無い程度に回復した。そして今日は久しぶりの山歩きで石墨山に行く。気の早いササユリが咲いているかも知れない。

私が東温アルプスの宣伝広報部長としてホームページに書きまくっているが、それを見た岡山の人から、所属する山の会で東温アルプスを縦走したいのでいろいろ教えてとのメールを受け取った。それから何回か質疑応答のメールのやりとりが有ったが、グループでの縦走となると、メンバー各自のスケジュール調整に手間取るのか、なかなか縦走決行との知らせは来なかった。そのうち縦走ではなく石墨山に行きますとのメールが来て、それじゃ私が案内しますと言うことになった。ただしその岡山の皆さんは白猪の滝登山口から上がると言うので、まだ捻挫が完璧には回復していない私は上流の白猪谷の分岐で待ちますと返事をした。

そしていよいよ石墨登山の日が来た。白猪の滝駐車場に8時に待ち合わせの約束なので、それに間に合うように我が家を出発しコンビニで弁当を買って白猪の滝の駐車場に向かう。8時前に駐車場に到着すると既に皆さん待機中である。顔ぶれを見ると立派に年季の入った昔青年、昔乙女が揃っている。メールをくれたTさんとはじめましてと挨拶をする。Tさんはこのメンバーの中では相対的に乙女であった(-_-;)

駐車場から登山口までみなさんを引き連れて案内する。途中白猪屋の花菖蒲園のアジサイがきれいに咲いているので、みなさん喜んでいる。

白猪の滝登山口に入って行く。今日の参加メンバーは15人でそのうち14人がここから出発。


デジカメ時計=7時58分

岡山のメンバーを登山口で見送ったら駐車場に戻る。白猪の滝からは上がらないという大昔乙女を助手席に乗せて今度は唐岬の滝駐車場に向かう。

石墨山登山口の目の前にある駐車場に車を停めて出発準備。そして喉が渇いたのでペットボトルの○○美茶を飲む。山に登る前に喉が渇くってどういうこと?車の中で助手席の大昔乙女とのおしゃべりで渇いたのである(-_-;)

ここから白猪谷の分岐まで行くには最近出来た作業用の林道を歩いて行く。林道沿いにはあちこちにヤマアジサイの花が咲いており、キツリフネも有った。大昔乙女のペースに合わせてのんびり歩く。やがて急な坂を上がったら尾根に出る。ここを数m左に行くと杉林の中に踏み跡が見えるので、そこに入って行く。

足元にこんな花を見つけた。東温アルプスでは初めて見る。花びらが虫に食われて花の形をしていない。そのうち綺麗な花に出会えるかな?
このコースにはヤマアジサイが多い 

待ち合わせ時間を決めていたわけではないが、そろそろみんなが上がってきているのでは無いかと思い、同行の大昔乙女にはマイペースでゆっくり歩いてきてくださいと一言行って、私は一人で先に白猪谷分岐に向かう。

白猪谷分岐に到着

デジカメ時計=9時25分

ここから下を見下ろすが登山者の姿は全く見えない。あれっ、みなさん一体どこを歩いているの?と不思議に思いながらあちこち眺めていると、全く想定外の事態になっていることを発見。私よりも高い位置にある向かい側の稜線を歩いているではないか?なんで?なんであそこを歩いているの?大声を出して叫んでみる。追いついてきた大昔乙女も仲間に向かって大声で呼ぶ。

どうやらこちらに気付いたようだ。隊列がここに向かう登山道方向に進んでいる。しかし我々がここに来た時点であの稜線を歩いていると言う事は、かなり足が速いということになる。健脚者ぞろいだな。

何も写って無いように見えるけど
上の写真をトリミングすると写っている。斜面を無理やり降りてくる人も見える。
みなさんそろって歩いてきます
近付いてきました

先頭のTさんに川を渡って下さいと言ったでしょう、と言うと、川は渡ったけど道が無いし赤テープが見えたのでその方向に進んだらあそこに出たと言われた。あの稜線に道があるらしい事は知っていたが、私はまだ行ったことが無いので、まさかその方向にみんなが入ってしまうとは想像もしてなかった。とんだハプニングだったが、結果オーライと言うことで。

ここからは私が先導役で歩きだす。遅れる人がいたとしても白猪峠まで一本道なので道を間違える事は無い。

さっき虫食い状態で見つけた花の完全な姿を発見。多分イナモリソウ。でもgoogleで検索してヒットするイナモリソウは花びらが5枚だが、この花は6枚。でも白猪の滝に咲くイチリンソウは花びらが5枚から8枚までいろいろ種類があるのを毎年見ているから、花びらの数が一枚多いくらいは気にしないでおこう。
10人を越えるメンバーで歩いていると必ずペースは乱れる。後続を待つ間目の前のヤマボウシを写す。でも花の綺麗な時期は終わっている。花びらが茶色に変色している。
白猪峠到着。ここに来るまでに見たササユリは固いつぼみが一個だけ。


デジカメ時計=10時25分

ここで一休みしてから出発。
かなり急な登りの部分や法師山のまき道もクリアー。

法師山のまき道を出たところ。正面の標識には白猪峠と書かれていて、まるでここが白猪峠かと勘違いさせる罪作りな標識。でも設置したのはさくら山行会(-_-;)


デジカメ時計=11時13分

去年はここから石墨の別れまでの間にササユリがいくつも咲いていたんだがなーと思いながら歩いていると、ようやく咲いているササユリを発見。しかし残念なことに花びらが一つちぎれかけ。虫に食われたのか無邪気な登山者がストックでつつきまわしたのか?そしてすぐ横に並んで開きかけのササユリが一輪。明日来れば綺麗に咲いているかな?ということで折角見つけたササユリは写真を撮ろうという意欲が湧かず、写真無し。

石墨山頂は15人が座って弁当を食べるような広さが無いのであの肩の部分で弁当にしましょうと声をかけて後続の人を元気付ける。

石墨の別れに到着


デジカメ時計=11時35分

ここで適当に座って弁当にする。しかし座るときによく見ないとササユリの蕾を踏んづけてしまいそうだ。あちこちに蕾が見える。ピンクに色付いた蕾ならすぐに分かるが幼い蕾は薄緑色なのだ。そのため周囲の笹に同化してしまって分かりにくい。

登山道をふさいで座った私の登山靴の先にササユリの蕾が2個有るのが分かるかな?この写真には写ってないが、すぐ左右にも蕾が有った。
上のとは別のササユリの固い蕾。こんな色だから分かりにくい。

ここから石墨までピストンなので荷物を置いて行きましょうということで出発。途中あちこちにササユリの固い蕾。一個だけかなり色付いた蕾を見つけたが写真なしで通過。帰りに証拠写真を写そう。

石墨の分れを正面に望む岩場に到着。下を見るとヤマボウシが咲いている。



デジカメ時計=12時18分
石墨到着。石鎚は雲の中。



デジカメ時計=12時35分
ここから見える山を分かる範囲でメンバーに説明する。中津明神山、足元の面河ダム。石鎚は雲に隠れて見えないから説明しようが無い。堂ヶ森は山頂の反射板が見えたので説明できた。

帰る前に記念写真

今日のメンバー構成は岡山ハイキングクラブと倉敷ハイキングクラブの混成だとのこと。


ところでここに私は写っている。さてどれでしょう?
 
記念写真を撮ったら帰ります。

 
岩場に咲くイワキンバイ? 

帰りはあの色の濃い蕾はどこだったっけ?と探しながら歩くが、結局見つからないままに荷物を置いてある石墨の分れまで来てしまった。

石墨の別れ到着。置いてあった荷物を背負って出発準備


デジカメ時計=12時57分

ここから割石峠に向かって降りて行くが、最初が激下りですよと言うとビビっている。でも皆さんなら大丈夫でしょう。少なくとも私のすぐ後を歩いていた2、3人の人は何事も無くこの激下りを通過。あれっ、これで終わり?と不満の声まで(-_-;)

エンレイソウの種?
ナルコユリで良いんでしょうか? この花は今日のコースのあちこちで見かけた。

割石峠まで降りるまでにも登山道沿いのあちこちにササユリの蕾。でも色付いている蕾は皆無。花が咲くのは来週以降かな?

割石峠

デジカメ時計=13時30分
駐車場到着

デジカメ時計=13時55分

私はこれで終わりだが、岡山の人はここから白猪の滝まで降りなければならない。ここから作業用林道に入る道順を教えて別れる。私はもう今日の山歩きは十分堪能したのでここから車で帰りましょうという昔乙女数人を乗せて白猪の滝駐車場に向かう。このあと岡山のメンバーとは白猪の滝で待ち合わせをすることにしているのだ。はるばる海を越えてやってきた岡山の人に是非とも白猪の滝を見て帰って欲しいと思ったからである。

今日は気の早いササユリを見ることが出来るかなと淡い期待を持ってきたが、残念ながら綺麗に咲いている花は無かった。でも固い蕾はいっぱい有ったので(少なくとも30以上は)来週以降に来れば見られるでしょう。

ところで捻挫している右足だが途中で痛み出すことも無く普通に歩けた。でも山道を歩いていると足元はデコボコなので必ず不安定な場所に足を置く事もあり、置いたときに自分でヒヤッとすることが有ったが、足首は平気平気と何事も無く歩けた。



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