源太桜の下見が終わったら今度はその足で千羽ヶ岳に行く。桜三里の真ん中に鋭いピークを持つ山がある事は桜三里を通れば見えるので知っていた。しかし、それは単に下から見上げて眺めるだけの山と思っていた。ところがある日エントツ山さんのホームページにスーパーGちゃんのはるちゃんがこの山のレポートを投稿し、それでこの山が千羽ヶ岳と呼ばれていること、そして山頂に上がる道が有ると言うことを知ったのだ。そしてはるちゃんの投稿記をきっかけにしてその後も何人かの人がここに行ったレポートをアップしているのを見て真似師の私も行かねばと思っていたのだ。今日は源太桜の下見に来たついでに行ってみる。

源太桜に行くために車を停めた場所から少し東に(西条方面に)走ると茶堂場食堂がありその手前の広い路側に車を停める。ここから歩く。


デジカメ時計=10時3分
茶堂場食堂の裏に細い道がありそこを降りて行くと橋が有りその橋を渡る
橋の上から上流を写す。この水は源太桜の行き帰りで通ったダムの放流水。
道なりに歩いて行き何気なく川を見ると水の色が白く濁っている。まるで洗濯機の排水のよう見える。
あの泡は洗剤の泡ではないのか?何故こんな人も住んで無いような川の水がこうなるの?この上流には産廃処分場が有るけど、そこの排水?
相之谷こっちの標識に従ってこの小さな橋を渡る。 
正面に千羽ヶ岳が見える 
高速道路が見えてきた。高速道路は千羽ヶ岳のどてっ腹をくりぬいたトンネルを通過する。 
高速道路の高架下をくぐる 

私が何ヶ月も前に読んだ千羽ヶ岳のレポートではこのあとはるちゃんが設置した登山口を示す手作り標識が見えるはずである。しかし全然そんなものが見える雰囲気では無い。あれっ、どこが登山口なの?

いったん引き返しまた高速の下をくぐる。やがて道路左に離合のためか広いスペースが有り、その向こうの小川に橋が架かっているのが見えた。登山口が分からないけど千羽ヶ岳は独立峰だから上へ上へと進んでいけば山頂付近には出るだろうと至極安易な気持ちでその橋を渡り山に入る。

杉の植林帯だが今の季節は下草も生えてなく歩きやすい。時々山仕事の人が利用すると思える踏み跡に出会うが、その踏み跡は緩やかな傾斜で上がったり降りたりしているので、これは山頂には行かない道だと認識してひたすら上がって行く。
上がっても上がってもこんな感じ。斜面を直登していくが藪では無いので歩きにくいと感じる事は無い。
ようやく尾根に出会い、どちらに行けば良いのか知らないのでとりあえず右に行ってみる。赤テープも随所にあり、これで間違いないと確信する。
やがて道はどんどん下り始めた。こんなに下るのは山頂に行かず登山口に下りてしまうのではないのか?と疑問に思い出しUターンする。
Uターンして歩き始めるがこちらにも随所に赤テープ
三角点?丸い金属の埋め込まれたコンクリートの標識。

そしてこの後もさらに進んで行く。 



デジカメ時計=11時00分
つまり国道を出発してから1時間が経過。
私が見たレポートではもっと簡単に目的地に到着したはず。しかも私の目的地からは桜三里の国道を見下ろし、対岸の千原地区の集落が見えるはず。ここまで降りたら千原地区なんか見えるはずが無い。やっぱりこのコースも間違っている。だんだんと山の雰囲気が分かってきて最初にどんどん降りて間違えたと思い込んだ方向が正しかったのだ。再びUターン。 
一往復した道をもう一度通り、さらに進むとスズタケが両側に見えてきた。多分この先が目的地だ。 
よっしゃー、目的地到着

デジカメ時計=11時23分 
そしてここからほんの少し行くと国道を見下ろすポイントに到着。この光景が見たかったのだ。


デジカメ時計=11時24分
産廃処分場も見える 

ここでようやくKissを取り出す。

この高度感が良い
路肩に停めた私の愛車が見える
真上から見下ろす感じのこの写真を撮りたかったのだ。綺麗な景色でも絶景でもないこんな写真を撮るためにわざわざここに来るなんて、おいわさん、頭が変じゃない?と疑問形で言う必要ないです。断定してもらって構いません(-_-;)
法師山から石墨山のかたまりが見える
正面には千原地区の集落や棚田も見える 
結局この場所からKissで写した写真は6枚。その6枚全てアップしました(-_-;)
腹減った。コンビニで買ったおにぎりを食べる。「うめ〜」


誰か下から見上げて私に気付いて手を振ってくれたら私も手を振ってあげようと待ち構えていたのに誰も見てくれない。残念。でもこんな所で手を振ったら遭難者と勘違いされるかも。
おにぎり食べたら帰る。出発時のメモ代わりに写す。


デジカメ時計=11時39分 
一度通った道なので何の不安もなくどんどん進む 
明るい尾根道 
やがて尾根道の前方が藪っぽくなり赤テープもその方向には見えなくなった。あれっと思ったら尾根の左に降りる方向に赤テープが見えた。このシキミみたいな背の低い常緑樹に赤テープがいくつも巻かれている。 
林の向こうにアスファルトの道路が見えてきた 
道路に出た。ここにはるちゃん手作りの標識が有るはずと思ったが見つからない。



デジカメ時計=12時2分 

出発して23分で登山口に到着

あとはアスファルト舗装された道路を淡々と歩くだけ。

今日は道に迷ったおかげで分かったこと。千羽ヶ岳にはピークが3つあり、普通の登山ルートで来た場合は北から順番にピーク1、ピーク2、ピーク3と踏んで行く。ところが私は不正規なコースで上がったためにそのピークが何番目か分からず行ったり来たりしたのである。私のページを見た人はもう迷わないだろう。

右奥から歩いて来た。つまりここから登山口に行く場合はこの分岐を右に行けば良い。

少し歩くと来たときに登山口が見つからないからと言うことで引き返してしまった場所に来た。もう少し歩けば良かったんだな。やがて高速の高架下をくぐる。

ここが山に入ったポイント。左奥に小さい橋らしき物が見えるでしょう。ここから無理やり行ったことになるけど、藪じゃなかったので苦労したと言う思いは無い。
やっぱり気になるこの白濁した川の水
橋に戻ってきた。相之谷橋と書いてある。
橋の下には洗濯機が転がっている
もう一度中山川を写す。新緑や紅葉の頃は雰囲気良さそう。 
国道に出て10mほど左に行けば滝見橋のバス停がある。 

わざわざ滝見橋のバス停を写したのは理由が有るが、その理由は後回しにしよう。コンビニのおにぎり1個だけではお腹がもたん。かといって桜三里にはコンビには無い。この先もう少し走ればロバのパン屋があるからあそこで何かパンを買って食べよう。

車に戻りロバのパン屋を目指す。広い駐車場は休憩のためにとまっているトラックや乗用車が何台もいる。ここでおやつタイム。

ロバのパン屋前から千羽ヶ岳を写す。ポコッと飛び出ているのが千羽ヶ岳だ。

おやつを食べたら出発。もう一度滝見橋のバス停を目指す。ここで車を停めてまずは滝を見に行く。滝を写すためには人家の庭に入らないといけないのだが、勝手に入ったら不法侵入になってしまう。しかしその家は明らかに無人で何年も住んだ気配が無いような家なのだ。そのうえ「おいわさんなら入って良いよ」とばかりに家の横に自由に入れる程度の通路が有るのだ。

その通路を通り滝の正面から写す。落差は10m程度か?しかし国道からは見えにくい場所のため車で走っていたらまず気付かないと思われる。目ざとい人が「滝見橋」のバス停に気付き、滝が有るの?と車から降りて探してやっと見つかるような滝なのだ。
国道から見上げると電線が写ってしまうので少し上がって撮影
ズームアップ


オリジナルサイズの写真でみると、あーあそこに座っておにぎりを食べたんだなと思えるポイントが分かるが、このサイズでは分かりにくい。

滝見橋のバス停をわざわざ写した理由を書こう。はるちゃんの千羽ヶ岳投稿記を読んでしばらくしてから千羽ヶ岳で検索していたら、この滝見橋のことを書いたサイトがあり、その内容が非常に興味深く私のページを見に来た人にその内容を教えてあげようと思ったのだ。その内容とは。

滝見橋と言う名前が付いているくらいだから近くに滝が有るのは分かる。しかしその滝は非常に分かりにくい滝である。それに対して千羽ヶ岳は目の前にそびえている。ここは「滝見橋」ではなく「岳見橋」と呼ぶのがふさわしい。先に写した滝見橋のバス停の写真を見て欲しい。バス停の文字の向こうに見えるのは千羽ヶ岳。この文字が岳見橋だったら何の違和感も無いでしょう?

ところが最近「岳見橋」で検索してもヒットしないのである。そのページはいつの間にか消えてしまったのだ。なんだ岳見橋という言葉はおいわさんの思い付きじゃないの?と思われるかも知れないが、「岳見橋」の方がふさわしいなどという気の利いたことは私には思いつかない。間違いなく誰かが既にアップしていたのを見たのである。

今日は事前の予習不足で登山口が分からないと言うハプニングがあったが、快晴のおかげで気持ちがめげることなく目標が完遂できて良かった。曇天だったら途中でくじけていたかも。


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2010年7月2日追加
私の滝見橋は岳見橋の方がふさわしいと書いた見解に対して本日異論が出ました。昔は(何年前か分からないけど)桜三里の11号線は2車線ではなく、バスがやっと通れるような1車線だった。その頃は滝の前を道路が通っていたから滝見橋で良いのだと言うことでした。確かにそれは一理あるなと思い、追加します。
国道沿いに停めた車から最終目的地までのGPSトラックログ。
登山口が分からず直登したことが良く分かる。



源太桜のトラックログも入れている
帰りはスッキリとしたコースを歩いている



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