今日はさくら山行会で徳島の国見山に行く。ここは数年前の春に行ってカタクリや他のピンクの花を見てきた。今日は雲海が目的なのだ。以前も書いたことが有ると思うけど、さくら山行会の年間計画は清家先生が立てているが、その行き先は先生の好みと山行会メンバーのリクエストで決められる。しかし山行会のメンバーの多くは「皆さんの後をただついて行きます。特に山の希望は有りません」と言う人ばかりで実際にはリクエストはあまり出ないのである。しかし、今回の国見山は貴重な山行会メンバーからのリクエストで実現した。しかもリクエストした本人が雲海を見たいと言ったので、私はその理由はすぐにピン!と来た。

何ヶ月か前にNHKの四国限定ローカル番組にお笑いベース弾き芸人のはなわさんが出演し、徳島の山間部を回っていた。その番組のなかでこの国見山に登り見事な雲海に感激していたシーンを私も見ていたのだ。いくらスケジュール帳に空欄の目立つ芸人とはいえ、雲海が見えるまで現地に拘束することはないと思うので本当に運良くあの雲海を見たんだろう。そしてこの番組を見たので国見山に行きたいということになったのだ。

ところが昨夜清家先生から電話が有り、都合で行けなくなったが代理の人を推薦するのでその人と行ってくださいと言われた。しかも以前も清家先生の代理で行ったことが有る女性だとのこと。あー、あの人だな。これは楽しみです。

今朝夢うつつで目覚まし時計の音を聞き、時計を見るとすでに6時45分頃。ギャー、完全に遅刻だ。コンビニに弁当を買いに行く時間も無い。とりあえず魔法瓶のお湯だけバタバタと準備して(もらい)我が家を飛び出し公民館に向かう。バスに乗ったら7時ちょっと過ぎで、今から電話をかけようかと思っていたと言われてしまった。ところで国見山の雲海を見たいと言った本人が来ていない(-_-;)他の用事が出来たのか?

私が乗ったらすぐにバスは発車。川内インターから高速に入り東に向かう。私のわがままで途中で石鎚山SAに立ち寄ってもらいここで焼きたてパンと缶コーヒーを買う。朝食と昼食用だ。ここはSA内でパンを焼いているのでまだ暖かい。何故ここで焼きたてパンを売っているのを知っているのかって?会社に出勤時もたまに利用しているんです(-_-;)

朝食を食べて落ち着いたところでようやく清家先生代理の竹本さんと話をする。清家先生は文字通り高校の先生だったので「先生」と呼んでも何も支障は無いのだが、竹本さんが先生かどうかは知らない。それで単に竹本さんと呼ぶことにする。そして竹本さんが我々と一緒に山に行くのは2000年の西赤石以来2回目だが、私にとっては3回目の出会いである。前回が衝撃の出会いだったのだ。

2002年になべちゃん達と鞍瀬渓谷でそうめんを食べていたら、突然川の中から登場したのが竹本さんなのだ。我々を見て少しは驚いたのかもしれないが、そのまま平然と上流の夫婦滝に遡行していった。竹本さんによれば、あのあと私のホームページを見た沢仲間から「一人で行かれん」と注意されたそうである。そしてあの日一人で鞍瀬渓谷を遡上して行った理由を教えてくれた。貝ノ口滝で仲間とそうめんを食べることになっていたが都合で遅れて一人で追いかけていたが、結局そうめんにはありつけなかったそうだ。

そしてまだ他にも興味深いことを教えてくれた。私が先日安居渓谷の滝を見に行ったと言うと、安居渓谷に珍しい滝が有るというのだ。大滝ですかと尋ねると大滝ではないとのこと。その滝に行くためには手前の淵を泳いで渡らなければ行けないが、なかなか珍しい光景だと言う。JJJさんは知っているのかな?

バスは川之江インターで降りて阿波池田に向かう。このとき道路標識を見てあれっと思った。平成の大合併で阿波池田町が消滅していたんですね。知らなかった。愛媛と徳島の県境のトンネル付近に来ると山や民家の屋根の上が雪で白くなっている。あー、雪だーと無邪気に喜んでいたが、この時点ではこの後に待っている予想外の事態など知る由も無い。

国道32号線に入り南下するが谷間で日当たりの悪い路肩は路面が凍結しているのが分かる。これを見てようやく山に向かう道路の心配をし始める。

道端の樹木に雪が積もり桜の花が咲いているようだ。コンデジを出してバスの中から雪景色を写してみる

吉野川沿いのドライブインまんなかに立ち寄ってトイレ休憩。トイレが終わりドライブインの外に出るとドライブインの関係者?と我々の乗ってきたマイクロバスの運転手が話をしている。その人が言うには国見山までは無理だ。あの峠まで行けないと言う。まあせっかく来たんだからここから引き返すよりは自分の目で見て納得して引き返せば良いみたいなことを言っている。

大歩危橋を渡る。この橋は三嶺や祖谷のかずら橋に向かう時にも利用する橋。


デジカメ時計=9時16分
雪の山里風景を写す
橋の上は完全に凍結。マイクロバスはスタッドレスを付けている。

2車線の道路を走ってきたが、国見山に行くためには昔の有料道路料金所手前で右折して細い道に入って行く。除雪作業がどうしても後回しになるような道路だけど大丈夫かな?

いかにもガチガチに凍っているように見える
でも日当たりのいい場所はもう溶けている

ヘアピンカーブを曲がろうとしたところでタイヤが滑り始めた。運良く路肩の十分に広い場所が有ったのでバスはここに停めてもらいここから歩くことにする。

バスから出て出発準備を始めたが、ほとんどのメンバーはバスから降りてこない。寒いので中で準備しているのだった。

デジカメ時計=9時47分
この地点での積雪は5cmも無い。でも上り坂でスタッドレスタイヤが滑った。
準備が出来たら出発

デジカメ時計=9時57分
鋭いヘアピンカーブの方に入って行く。私の背後にも道路はある。道なりにいけばこの写真の方向ではなく、私の背後に向かうはずだが竹本さんは地図を見て「こっちです」と言って進んで行く。あとで分かったがこの上で道路は合流しているのだった。
天気も良くて快適なスノーハイキング。でも林道歩きですけど(-_-;)
林道脇に国見山登山口の標識が立っていた。ここから登山道に入る。


デジカメ時計=10時34分
国見山あっち
日当たりが良い場所の木は、枝に積もったはずの雪を落としている
上側の登山口駐車場が目の前に
あがってビックリ。4WDが1台停まっている。オフロード仕様の車だからここまで来れたんだろう。
雪の全然無いところは一体何?まさか除雪車がここまで来たの?
真っ白の雪に真っ青な空。来て良かった。
休憩が終われば出発



デジカメ時計=11時49分


     続く






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