10月に入るとネット仲間の掲示板に石鎚の紅葉状況を知らせる写真が貼り付けられるようになった。これは早速行かねば。しかし、天気予報が微妙。昨夜の天気予報を見ると悪くは無い。しかし雲のレーダー画像を見ると四国の山間部に雲がかかっていることは素人でも分かる。さらに翌日の5日の日曜日は雨が降ると言っている。うーん、大丈夫かなーと思いながら布団に入る。 5時過ぎに目を覚まし窓の外を見上げるが、まだ日の出前なので空模様が暗くてよく分からん。テレビをつけて天気予報を見ると、相変わらず今日の天気は悪くは無い。雨が降る心配は無さそうだ。しかしレーダー画像の山間部にかかる雲は昨夜よりもさらにはっきりと写っている。天気予報士はああ言っているが、本当は山は雨なんじゃないの。私は「雨の山歩きも良いね」と雨具を着て笑顔で歩く風流人では無いのだ。天気の日しか歩きたくない。 本気で石鎚に行く気が有ればスカイラインゲートの開く7時に間に合うように5時半には出発する。しかしまだ優柔不断に決断しかねてダラダラと7時ぐらいまで家の中。そして7時ごろ窓の外を見ると天気予報どおり平野部では晴れるような空模様。やっぱり行くか。 7時過ぎ、我が家出発。いつものコンビニ、いつもの黒森峠越えで石鎚に向かう。 ??時頃、スカイラインに入る。高度が上がると石鎚が見えてくるが、山頂までスッキリと見えている。あれっ、やっぱり5時半に出発すれば良かったのかな?
土小屋の駐車場に到着。ゲートを入ってすぐ左のスペースに駐車する。まだ周囲はガラガラだ。でも登山口に近い方の駐車スペースには既に車がいっぱい停まっている。皆さん早めの紅葉目当てでしょう。
9時15分頃?土小屋公衆トイレ出発。
結局、私はこの団体のAグループとBグループに挟まれる形で歩いて行く。下りの坂道で木が滑りやすくなっているところでツアー客同士が足元注意と声を掛け合いながら歩いて行く。すると前方に石鎚の写真家として有名なFさんが居るのに気付いた。Fさんは立ち止まって、ツアー登山者に足元に気をつけてねーと注意しながらツアー客が行きすぎるのを待っている。この時間帯に下山してくるということは小屋泊まりだったのかな? Fさんの横まで来て「おはようございます」と挨拶すると「紅葉が良かったよ」と答えてくれた。Fさんと言葉を交わすのは今日で2回目。Fさんは写真展を開いたり、写真集を出版したりして、愛媛の山と写真愛好者の間では有名人なのだ。私も写真展や、この石鎚の現場で何回もFさんの姿を見かけているが、向こうは有名人、こちらはただの山好きオヤジなので、声をかけることも遠慮していた。 先日NHKのロビーで山の写真展が有り、そこに行くとFさんが受付にポツンと座っていた。私はFさんにすすめられるままにノートに住所氏名を記帳し、写真を見終わって出口、つまり受け付けの有る場所まで歩いて行くと、Fさんが立ち上がり私に向かって「おいわさんですか?」と声をかけてきたのである。私は驚いて「ア、ハイ、そうです」と答えたのだ。なんで私がおいわさんだと分かったんですかと質問すると「住所と名前でなんとなくそうかな?と思った」と言われた。あの有名写真家が私の存在を知っているということで舞い上がってしまったが、Fさんはチクッと一言私に言ったのである。「あまりお手軽、お気軽山行記を書かないで欲しいなー」ということであった。御来光の滝に簡単に行こうとする人を見かけて引き止めたそうである。私は「これから注意します」と答えたが、答えた端から言葉がかすんでいくのである。所詮はB型人間、人の話聞かないのである(-_-;)
鳥居周辺にたむろして休憩するツアーの横をすり抜けて上がって行くが、このときツアーの添乗員が「帰りは成就ですから道を間違えないように」と注意している。
早速岩場に上がって天狗岳方面を写す。
天狗岳の写真を写したら弁当にしよう。小屋に入り味噌汁を注文する。200円。
弁当を食べ終わったら、ようやくKissの出番だ。 続く |
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