遅越の滝の次は古岩屋で瑠璃一華(ルリイチゲ、ユキワリイチゲの別名らしい)の探索だ。白猪の滝のユキワリイチゲは白色が基本だが、ここ古岩屋のどこかに瑠璃色のユキワリイチゲが咲くらしいとのネットの噂は2年ほど前から気になっていた。おまけについ最近のことだが掲示板に見事な瑠璃色の花の写真を貼り付けて、私を煽り立てる人が居る(-_-;) 今日は天気も良く花も十分に開いているだろう。運が良ければ瑠璃色の花が見られるはず。 古岩屋の国民宿舎前の駐車場に車を停める。まだ裸足のままなので吹き出し口の上に置いてある靴下を手で触ってみる。まだ乾いてない。焦って出発することもないので15分くらい車の中で時間つぶし。15分たってもまだ乾ききらない靴下を履き、今度は登山靴を履いて出発。 ネット情報では車を停めた国民宿舎と岩屋寺との間に咲いているとのことだが、川内からはるばる出かけてきたのでついでに四国の遍路道ハイキングをした後で、花の探索をすることにしよう。
歩きだしてすぐにあちこちにユキワリイチゲを見つけた。まだ花びらは完全には開いてない。花の密度は白猪の滝よりも濃い。しかし花の色は期待している瑠璃色ではない。白猪の滝と同じ色だ。これはもう見飽きている(-_-;)
ここからの坂道は意外とキツイ。歩き慣れてない人なら少し歩いただけでもうダメと音を上げるかもしれない。
ここから先ほどの携帯にかけてみる。するとなんと落とした本人はこの先の岩屋寺に居ると言う。落としたことに気付いたばかりとのこと。落とされてから何日もたっているのかと思っていたら、落としたてホヤホヤで湯気が立っているような落し物だったのだ。 落としたお遍路さんが困っているに違いない。一刻も早く届けなければと遍路道を疾風の如く駆け下りる・・・なんてことは決して思わない私です。あくまでマイペースで歩きます。
岩屋寺に到着。携帯で聞いたとおりの若い男性が待っていた。ザックから落し物を取り出して渡す。そしてついでに私のホームページネタにしても構わないかと許可を得て写真も撮らせてもらう。ベンチに座って弁当を食べながら話を聞くと、愛知県出身で今は東京の大学に行っているとの事。それがまたなんで四国まで来て歩き遍路?3月の頭から歩き始めたらしい。
弁当を食べ終えたら仲良く出発。この後は同じコースを歩くことになるのだ。参道を降りて橋の手前で左に曲がり川沿いの遍路道を行く。ここにもあちこちにユキワリイチゲが咲いている。しかし花の色は白猪の滝と同じ色だ。瑠璃色ではない。 私が花を写し出したので、先を急ぐ彼は別れの挨拶をして一人で歩いていった。今夜は松山市内で泊まる予定なのだ。しかも歩いて行く。ご苦労様です。 続く(瑠璃色は見つかるのか?) |
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