遅越の滝の次は古岩屋で瑠璃一華(ルリイチゲ、ユキワリイチゲの別名らしい)の探索だ。白猪の滝のユキワリイチゲは白色が基本だが、ここ古岩屋のどこかに瑠璃色のユキワリイチゲが咲くらしいとのネットの噂は2年ほど前から気になっていた。おまけについ最近のことだが掲示板に見事な瑠璃色の花の写真を貼り付けて、私を煽り立てる人が居る(-_-;) 今日は天気も良く花も十分に開いているだろう。運が良ければ瑠璃色の花が見られるはず。

古岩屋の国民宿舎前の駐車場に車を停める。まだ裸足のままなので吹き出し口の上に置いてある靴下を手で触ってみる。まだ乾いてない。焦って出発することもないので15分くらい車の中で時間つぶし。15分たってもまだ乾ききらない靴下を履き、今度は登山靴を履いて出発。

ネット情報では車を停めた国民宿舎と岩屋寺との間に咲いているとのことだが、川内からはるばる出かけてきたのでついでに四国の遍路道ハイキングをした後で、花の探索をすることにしよう。

ここからスタートして八丁坂を目指す。このコースは1年前に歩いたことが有るが、その時は岩屋寺から国民宿舎に向かう逆コースだった。

デジカメ時間=10時28分 

歩きだしてすぐにあちこちにユキワリイチゲを見つけた。まだ花びらは完全には開いてない。花の密度は白猪の滝よりも濃い。しかし花の色は期待している瑠璃色ではない。白猪の滝と同じ色だ。これはもう見飽きている(-_-;)

これは見慣れた色のユキワリイチゲ 
この辺の遍路道周辺は木も伐採されていて日当たりが良い。今日みたいに天気が良いと暑いくらいだ。
これは白と言うよりは薄紫がかっている。白猪の滝では見かけない色だ。
遍路道はこんな小川を横断して続いていく。こんな所でも大雨の後だとチョット厳しいかも。
八丁坂入り口に立っている看板

ここからの坂道は意外とキツイ。歩き慣れてない人なら少し歩いただけでもうダメと音を上げるかもしれない。

遍路道を示す小さな標識。これをあちこち設置することも大変な事だと思うが、維持管理はもっと大変かも。
逆光大好きの私なので逆光写真
前方に黄色い物が落ちていた。手にとってみると歩き遍路のガイドブックだ。裏表紙を見ると住所、氏名、携帯の番号が書かれている。落とした人は困っているだろう。八丁に出たら見通しが良いので携帯も通じるかも知れない。電話してみよう。
八丁坂を上がりきったら若い男性が一人居たので、さっきの本を見せて「落としませんでしたか?」と聞くと、イヤ違う、と言われた。

ここから先ほどの携帯にかけてみる。するとなんと落とした本人はこの先の岩屋寺に居ると言う。落としたことに気付いたばかりとのこと。落とされてから何日もたっているのかと思っていたら、落としたてホヤホヤで湯気が立っているような落し物だったのだ。

落としたお遍路さんが困っているに違いない。一刻も早く届けなければと遍路道を疾風の如く駆け下りる・・・なんてことは決して思わない私です。あくまでマイペースで歩きます。

お地蔵さんで良いんでしょうか?たまたま写したこのお地蔵さんには何もお供えが無かったが、これ以外の多くのお地蔵さんにはミカンが供えられていた。喉の乾いたお遍路さん用だ(-_-;)
快晴なので気持ちよく歩ける
せりわり行場


大きな岩が狭い隙間をおいて並んでいる。この狭い隙間をせりわりと言うのかな?きっとこの隙間を通れたら良いことが有るんだろう。

岩屋寺に到着。携帯で聞いたとおりの若い男性が待っていた。ザックから落し物を取り出して渡す。そしてついでに私のホームページネタにしても構わないかと許可を得て写真も撮らせてもらう。ベンチに座って弁当を食べながら話を聞くと、愛知県出身で今は東京の大学に行っているとの事。それがまたなんで四国まで来て歩き遍路?3月の頭から歩き始めたらしい。

手には落としたガイドブック。落し物をしたせいで見事に私のホームページネタになってしまった。でもこれも彼にとっては良い記念になるでしょう。立派な証拠写真だ。

弁当を食べ終えたら仲良く出発。この後は同じコースを歩くことになるのだ。参道を降りて橋の手前で左に曲がり川沿いの遍路道を行く。ここにもあちこちにユキワリイチゲが咲いている。しかし花の色は白猪の滝と同じ色だ。瑠璃色ではない。

私が花を写し出したので、先を急ぐ彼は別れの挨拶をして一人で歩いていった。今夜は松山市内で泊まる予定なのだ。しかも歩いて行く。ご苦労様です。

    続く(瑠璃色は見つかるのか?)



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