今日は2007年度最初のさくら山行会で西赤石にアケボノツツジを見に行く。本当はゴールデンウイーク最終日の6日の予定だったんだが、天気予報が悪く今日に延期になっていた。結果論を先に書いてしまえば1週間延期して正解だった。天気は良いしアケボノツツジも楽しめたし、言うこと無しの山行だったのだ。

7時公民館出発なので6時40分頃に我が家を出てコンビニで弁当の買出し。弁当を買ったら川内支所(昔の川内町役場)の駐車場に車を停める。公民館でバスに乗る前に今日の集金。バス代を支払ってバスに乗る。今日は川内から新居浜まで高速を利用して行くのだ。

高速に入ってから清家先生が立ち上がって今日のコース説明をする。なんと昨日も下見で行ってきたとのこと。1週間延期になったことで花も見頃になっているとの説明に山行会のメンバーも喜んでいる。そして先生は予想外のことを話し始めた。今日は全員が兜岩から西赤石に上がってもらうとのこと。これが何故予想外のことなのか簡単に説明を。

去年(2006年度)、私はさくら山行会の山行にたった2回しか参加していない。これは私自身の山行を優先させたために、さくら山行会に行かなかったり、あるいは天候を理由に中止になったことも有るが、せっかく申し込んだのに参加人数が少ないために中止になってしまったのが何回も有ったのだ。参加人数が少なければそれだけバス代の個人負担がハネ上がるため中止になっていたのだ。その参加人数が少ない理由がAコース向け山行、Bコース向け山行と分けていたことでAコース向けはベテランのみ、Bコース向けは初級者のみが参加可能としていたため、つまり参加資格を制限していたことになるために参加人数が集まらなかったのだ。

それで今年度からは参加者を増やすためにベテランも初心者も同じ山に行き、歩くコースを変えようということになったのだ。今日の西赤石もそのつもりで兜岩経由はベテランのみが行くことになっていた。ところが清家先生は「兜岩からのアケボノツツジを全員に見てもらいたい。ゆっくり行くから全員で行きましょう」と言う事になった。この予想外の提案は私にとっても非常に嬉しい。もし最初の予定通りにAコース、Bコースの2つに分かれた場合、Aコースは清家先生、Bコースは私がリーダーになり、そうなると私は兜岩からの西赤石を見られないことになっていた。

バスは高速の新居浜インターを降りたら一旦新居浜市街のほうに向かい、途中で左折して別子ラインに向かう。いつもならトイレ休憩のために立ち寄るマイントピア別子も素通り。鹿森ダムを過ぎてちょっと走ったらバスは東平(とうなる)に向けて狭いクネクネ道を走っていく。

8時5分頃 東平着

見てのとおり天気は快晴  

駐車場には既に10台以上の車が停まっている。やはりアケボノツツジ目当てで来たのでしょう。
駐車場から写した西赤石方面

この時間帯は逆光になるため山が黒く写っている
8時28分 駐車場出発

歩き始めは東平の敷地内の公園のような広場や遊歩道を歩くが、この標識のところから登山道に入っていく
8時52分 送電線の鉄塔下を通過

9時10分頃 一本松停車場到着 小休止

ここは平坦地になっており(停車場があったくらいだから当然か)休むには丁度良い。
ここの地面に立っている標識は窓(魔戸)の滝を示していた
同じ場所で休憩中の皆さん

立ち休みです。座っての休憩は無し。
一本松停車場からはかつての鉱山鉄道の跡を歩くが、このように橋が老朽化して通行禁止になっているところでは川に下りて迂回して歩く
2つ目の橋

清家先生が橋を渡る女性に、着物を着たつもりで内股小股で歩くように注意している。大股でドスコイと言いながら歩くと橋から落ちてしまうのだ。
列の後の方の男性陣が渡る頃には清家先生は居ない。最後の女性が渡ったら、さっさと先頭に戻ったのだ。
ここまでは鉄道跡を歩いたので公園の遊歩道みたいに快適だったが、ここからいよいよ兜岩経由で西赤石に向かう登山道に入っていく
標識には「兜岩〜西赤石」と書かれている。文字が読める人なら初めてでも間違いなく兜岩に行ける。ちなみにここで登山道に入らずに鉄道跡をそのまま行ったら銅山峰ヒュッテに行くらしい。

ここを通過が9時30分頃
東平を出てから1時間経過
杉(ヒノキ?)の人工林の中の急坂。ただし石墨山のあの急坂に比べたら大したことは無い。
登山道からアケボノツツジが見え出した。先を行くメンバーから何か声が上がるので、その場所に行って見たらアケボノツツジが有る。
西赤石の斜面の下のほうのアケボノツツジ

これも先頭の方が賑やかなのでその場所に到着するとこの景色が見えた
あれが兜岩かな?私は兜岩には行ったことが無いのでよく分からないのだ。兜岩の周辺にもアケボノツツジ。
足元にはショウジョウバカマも咲いている。しかし花の良い時期は過ぎていた。他にもショウジョウバカマはいっぱい有ったが綺麗な色の花は少なかった。

今日は清家先生を含めると25人の大人数。ゆっくり花を写す時間が無いのが残念。花を時間をかけて写そうと思えば一人で来ないとダメだ。
人工林を抜けてこんな潅木の中を歩くが、もしかしてこれは全部アケボノツツジ?
兜岩の手前でようやく西赤石の全景が見えるようになってきた。これが噂の西赤石のアケボノツツジなのか。確かに山の斜面全体に咲いている。今年は裏年とのことで全山ピンクに染まる状況ではないが、初めてここのアケボノツツジを見る私はこれだけでも十分満足。
山行会のみんなもそれぞれデジカメで写している
この咲き具合でも裏年らしい。表年なら一体どんな状況なんだろう?
登山道から振り返ると石鎚が霞んで見えた
白い花が混じっているが、これはムシカリ(オオカメノキ)

一番下に写っているアケボノツツジの色が濃い
ようやく兜岩に到着。清家先生は既に一番見はらしの良い場所を占拠している。
兜岩からの西赤石



向こうの岩の上には三脚を立ててアケボノを狙っているカメラマンが数人居た
兜岩からのアケボノツツジを堪能したら西赤石に向かって出発






山頂直下の登山道周囲の木は全てアケボノツツジのようだった。花が咲いている木も有れば、まだまだ固い蕾をつけた木も有る。まだ1週間後でも花は楽しめるのでは無いだろうか?これだけアケボノツツジが密集していたら確かに表年の良い時期に来れば最高だろうな。

11時45分頃 西赤石山頂

山頂でのもの凄い混雑を避けて弁当を食べるために、東赤石方面への縦走路を進めとの清家先生の指示で山頂で休む間もなくそのまま縦走路を進む。

      続く




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