今日は中高年登山教室で手箱山行きである。登山道途中に見えるキレンゲショウマが見頃になっているはずであり楽しみである。

7時前に我が家を出て公民館に向かうが公民館に着いたのが7時丁度くらい。当然私がビリである。バスに乗ると今日のコース地図を清家先生が配っている。それを見ると土小屋と手箱の往復かと思ったらそうではなくて土小屋から林道石鎚公園線の名野川登山口までバスで行ってそこから手箱山に登り土小屋に帰るようだ。しかしバスに全員が乗ったところで清家先生が予定を変更して土小屋から手箱山に行きそこから名野川登山口に下りると説明している。私は手箱山の先には行ったことがないからどんなルートか期待しよう。

7時過ぎにバスが公民館を出発したところですぐにちょっとしたハプニングがあってバスの中は大爆笑である。良かった。半アルツが私だけでないことが分かって。もしかしたら中高年登山教室のほとんどは半アルツかも知れない。

国道33号線経由で久万、美川、面河を通過して石鎚スカイラインに入る。バスの中からは石鎚がきれいに見えている。
9時半頃土小屋到着。向こうに見えるのは最近新築された公衆トイレ。もちろん水洗。
この時天気は曇り、石鎚、瓶ヶ森は全く見えない。ここに来るまでのバスの中からは見えていたのに。
清家先生に高瀑付近にもキレンゲショウマの群生地が有るそうですねと言うと清家先生は石鎚山系には5ヶ所の群生地が有ると言っていた。
9時45分頃 登山口出発

土小屋にある伊予鉄バスのバス停の反対側にある。
この前一人でこの登山道を歩いたときにはヤマアジサイがいっぱいきれいに咲いていたのに今日は花が裏返しになっている。
登山道脇にはヤマジノホトトギスが咲いていた。先日来たときに見た黄色いタマガワホトトギスはほとんど咲いていなかった。

2002年7月26日訂正 ヤマホトトギス
花弁が下に反り返っているのがヤマホトトギスだと他のホームページに書かれていたので、修正します。
10時30分頃 丸滝小屋

うすくガスがかかって何も見えないが明るい。雨の降る心配は無さそうだ。
丸滝小屋付近にあったリョウブの花
丸滝小屋からしばらく歩くと鉄の桟道が続くところがある。さらに笹の中の登山道などを歩くと今日の目的のキレンゲショウマの群生地がある。しかしロープが張られていて大きな群生地はロープの下側にある。キレンゲショウマは斜面の下側に向いて花を咲かすのでロープの下に有るということは花を遠くから見下ろすことになりきれいに見えない。辛うじてロープの上にわずかのキレンゲショウマが咲いていた。
ロープ越しにアップで撮影できた唯一のキレンゲショウマ
この小さな群落をまくようにして登山道を上がっていく。
なんとかツリフネ 登山道脇に点々と咲いていた。

この写真は珍しくピントぴったりなのにファイルの誤操作でオリジナルサイズの画像を消してしまった。またどこかに写しに行かなくちゃ。
11時30分頃 手箱道場。ここで初めてウーロン茶を飲む。晴れて無かったぶんだけ汗もかいてない。筒上山も見えている。今日初めて来た人が<ツツジョウサンと読むんですか。ツツガミサンと読むのかと思っていた>と言うので<重箱読みの反対ですね>と私が言うと<何ですか?>と言われたので<漢字の音訓>と返してやっと理解してくれた。漢字博士の片鱗が見えたかな?しかしこれで半アルツなのだ。
今日の登山教室には新人が二人参加している。今朝急きょ予定コースを変更したのもこの新メンバーのことを考えてのことかも知れない。ここから手箱山への登山道が始まるのだがこの二人に清家先生がキツイのは最初の3分だけだから頑張れと言っている。
シコクフウロ シモツケソウ
途中すれ違った女性の登山者が手箱山の山頂はブヨがもの凄いと言っている。
12時16分 手箱山頂

確かにブヨが凄い。普通は山頂で弁当だが今日は記念写真を撮ったらすぐに出発する。
笹原の中の登山道に何故かセミが。このセミは羽化したばかりなのかそれとも間もなく命を終えようとしているのか私の指に力無くしがみつくだけ。撮影後ポイと笹に捨てるとやっとの思いで笹の葉につかまっていた。
突然登山道を占拠して弁当タイム。他の登山者が来たら大変だがこのルートはマイナーなのか結局一人も出会わなかった。
笹原の登山道を気持ちよく歩いていると先頭が何かもめている。後ろのメンバーが道を間違えたのかなと言ったのでまさか清家先生が・・・と私は思ったがそのまさかだった。先頭グループは道のない笹の中を下りている。
道無き道を下りているところ。向こうに見えるのが正しい登山道。
天気がまだマシだったから面白いと言いながら下りたが雨の中だったら泣いている。
笹原を過ぎると広葉樹の大木の樹林帯となる。登山道も整備されている。
ここに写っているのは大木じゃないけど。この木肌の色はヒメシャラかな?
この直後先を行くメンバーからイタイとかギャーとか悲鳴が聞こえる。何事かと思うがその場所まで近づくとヂガバチ(どんな漢字だろう)が刺すから気をつけてと言われた。どうやら誰かが蜂の巣を踏んづけたかストックで突き刺したのだろう。しかしハチに気をつけてと言われても私はハチと空中戦をする自信がないので大人しく通過しようとしたが敵は許してくれなかった。報復する相手が違うだろうと抗議しても受け付けてくれないのだ。イタッ。右足の太股をやられた。イタイッ、今度は頭だ。髪の毛の上から刺された。これで私の髪は自毛だと分かってくれたと思うがそのためにこんな痛い目に遭わなければならないのか?結局今日の参加者の半分以上が刺されたみたいだ。中には7ヶ所も刺された人がいた。

登山道途中にあった氷室番所跡

この近くに氷室が有ったのだろう。しかし南国高知に氷室?
土佐の殿様はわがままだったに違いない。
これがクサアジサイかな?
アジサイに似た花。
下山を初めて最初の水場。

この後は水の音を聞きながら下りる。
15時16分頃 きれいな川を渡った。
15時20分頃 登山口到着

普通は下りたところにバスがいるはずなのにバスがいない。狭い道路沿いに固まって待つのも危険なので数十m離れたところに見えた広い場所に移動する。

広い場所は向こうに見える滝の展望台だった。
大瀧(おおたび)の滝

思いがけず滝を見ることが出来て良かった。
大瀧全景。落差35mと書いてあった。もっと有るように見えるが。

ところで登山口にバスがいなかった理由が分かった。今朝コースを変えたがついでに下山する場所も変えたそうだ。バスの運転手はそれを知らずにもっと上の方で我々が下りてくるのを待っていたのだ。清家先生が通りかかった車の人に依頼してバスの運転手さんにこちらに下りたことを連絡したようだ。
バスがやって来た。あとはバスに乗っていれば川内まで帰れるのだ。バスは石鎚公園線をよさこい峠に向かう。私はこの道は車やオートバイで走ったことがあるがもう20年くらい前の話だ。当時は未舗装のダートだったが今日走ってみると完全舗装されていた。よさこい峠からは瓶ヶ森林道を土小屋に向かいここでトイレ休憩。

19時 川内公民館到着


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