１２時丁度出発。清家先生が女性軍にこの先は岩や木の枝をつかんで上がることが多いから手袋をするようにと注意している。帰りはまたここの峨蔵越えまで下りてくるので荷物を置いて行っても良いと言われたが誰も荷物を置いて行く人はいない。この山の中で置き引きを警戒しているのか？ 歩き始めると何回もＳＴＯＰするが事情が分からない後ろのメンバーはなんで止まるんだと言っている。やはり登りのきついところがあり用心して登ろうとすると時間がかかるのだ。 これは何を写したかったかと言うとまたしてもヤマボウシ。また登山道にはシャクナゲの木もいっぱい有って花の頃にはシャクナゲのトンネルになるに違いない。そう言えばインターネットの某掲示板には登山道の脇にシャクナゲの木があったらすぐにシャクナゲのトンネルと表現する単純な人がいると皮肉を書いた人がいたな〜。 急な登りで後ろの方を歩いていると先を行く人が次々にワー綺麗と叫んでいるので何事かと思いながらその場所まで来て後ろを振り返ると山肌が真っ白いヤマボウシに覆われているのだ。 ここもきつかった。大きな岩をよじ登って行かなければならないのだが丁度うまい具合に倒木が有って梯子がわりにして登っていく。この倒木は偶然ここに倒れたんではなくてわざわざ人の手でここに置かれたのではないだろうか？ そして倒木の枝は大勢の登山者が掴んでいるために表面がつるつるに磨かれたようになっている。 １２時５０分　鯛の頭（タイノカシラ）到着 インターネットで見ているとこの鯛の頭はよく登場するが右の岩だけの写真が紹介されていることが多い。何故鯛の頭と呼ばれるのか不思議に思っていたが清家先生の説明を聞いて納得した。これは右の岩だけを鯛の頭と呼ぶのではなくて左右の岩とその間の空間を総称して鯛の頭になるのだそうだ。鯛が口を開けたように見えるから鯛の頭なのだ。清家先生は帰りに下から見上げたらもっと鯛の頭らしく見える場所が有ると言う。 直径が１ｃｍも無いような小さな花があちこちに咲いている。 鯛の頭から先の登山道周辺の低木は枝がきれいに切られている。これはこの山でたびたび遭難騒ぎが起きるので登山道を分かりやすくするためだろうか。さらに標識には＜ここから先は命がけ　三島警察署＞と書いた標識も立っている。ちょっとこの標識は大げさなんじゃないのとの声が聞こえたので私がこの辺は何回も遭難騒ぎが起きているんですよと言うと＜そうなん＞と答えが返ってきて他の人から乾いた笑いが寂しく聞こえる。川内の登山教室のレベルはこんなものだ。 １３時２４分　二ツ岳山頂到着　早速清家先生に山を教えて貰う。忘れないようにメモ帳に簡単なスケッチを書いてそこに山の名前を書いていく。帰ってからカシミールで再確認するのだ。 正面がエビラ山。その左が八巻山、さらにすぐ左が東赤石。画面右隅で遠くにかすんで見える山があるのだがこれはなんと明神ヶ森が見えていると言う。 清家先生が１０月の２０日頃に登山教室の精鋭メンバーだけを引き連れて権現越えからエビラ山を越えて峨蔵越えまでの縦走コースを案内してくれると言う。私はもちろん参加するつもりだ。 ストックで山を指しながら名前を教えている清家先生。 やはり山をよく知った人がいるのは心強いし楽しいのだ。 狭い山頂では全員が同じ方向を向いて清家先生の説明を聞くことは出来ない。後ろの方でゆっくり休む人もいるのだ。 ハイ　お約束の記念写真 なんでも写したがりの私の性格を知っている人がこの蝶も写せと言うので写したのだ。山頂にただ１匹。寂しく無いのか。 左のなだらかな山が平家平。右がちちやま １３時５０分頃　二ツ岳山頂出発。元来た道を引き返す。 再び鯛の頭 向こうの山肌に見える白い花はヤマボウシ １４時１５分　鯛の頭到着 ここから瀬戸内海がよく見える。 １４時５０分　峨蔵越え到着。しかし休むことなく北側の土居町に向かって下りていく。 このコースにもヤマアジサイが多い。しかも虫に食われていない形の良いあじさいばかりだ。 １５時１５分頃　水場到着。水がうまい。空っぽになっていたペットボトルにこの沢の水を入れて帰る。遅れている人を待つためにここでたっぷりと休憩。 １５時３７分頃出発 １５時４５分頃　滝が見えた。敬天の滝の看板がある。落差は結構ある。１００ｍくらい有るのではないか？皆口々にすごいとかきれいとか言っている。 皆が後ろを振り返っているので何かなと思ったら鯛の頭が見えているのだった。私が思うに真鯛ではなくコブダイのように見えた。口を開けている左にこぶが見えるでしょう。 林道にバスが止まっているのが見えた。 １６時１０分　バスに到着 この林道は中の川線との看板があった。 １７時５分頃　国道１１号線に出た。新居浜インターから高速に入り川内の公民館到着が１８時５分。お疲れさまでした。 　　　　一人でお出かけに戻る　　　ＴＯＰに戻る

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